音楽の話です。


サザンオールスターズが45周年を迎えました。活動期間の長さに驚かされますが、私個人としては、サザンの曲の雰囲気と言いますか曲調が全体を通してみて、あまり変わっていないことが凄いなと思います。ファンの人達も飽きることなく、サザンらしさをずっと求め続けているのでしょう。


では、私の好きなミュージシャン達の場合はどうでしょうか?ちなみに、私の好きなミュージシャンは、邦楽(今もこんないい方をするのかな?)だとスターダストレビュー、ビギン、レミオロメン、洋楽はムーディーブルース、ビージーズです。みなさんはあまりご存知ないかもしれませんね。(笑)


今回はレミオロメンです。

レミオロメンは、ギター、ベース、ドラムから成る3名構成のシンプルなロックバンドです。素朴で純真な若者らしい歌詞と、ちょっと田舎臭さがあるけれども元気があってメロディが綺麗な曲が魅力でした。


彼らは有名なプロデューサーである小林武史さんと出会うこととなり、「3月9日」や「粉雪」等のヒット曲を連発して人気バンドに成長します。ところが、小林さんのアレンジはとても洗練されたポップなものであったことから、従来のシンプルな若者のロックだった曲調とは変わってしまい、ファンからは賛否両論がありました。


私はどちらの曲調も好きでしたが、レミオロメンの彼らはこのファンからの反応にとても悩み、それを「アイランド」という曲にしています。




彼らは、その後も音楽の方向性に悩み続け、最後に小林さんのプロデュースではなく、彼ら自身でプロデュースした「花鳥風月」というアルバムを出して活動を休止します。


レミオロメンは変えることを選択した結果、バンドとしては成功したにもかかわらず、自分を見失い、逆にバンドに寿命を早めてしまった悲運のバンドと言えるでしょう。