誉 ~胡蝶の夢~
はらはらり 舞う 徒桜
合戦跡に 積もる
夢にうつつに よぎる哀しみ
忘れじの あの俤
がむしゃらに 抗う人よ
いさぎよく 散りゆく花よ
揺れまどう 願いをのせて
はばたく 蜉蝣
消さないで 消さないで
暁を呼ぶ 炎
闇を裂く 強き刃
あざやかに あでやかに
誉を身にまとって
炎立つ 風と共に 進め
はらはらり 散る 夕紅葉
野辺に 弔い花
瞳 閉ざせど
赤く 赫く
今もなお 燃え続けて
酔いしれた 刹那の夢も
噛みしめた 苦きうつつも
つぎはぎの 希に溺れ
すべては 泡沫
冴え冴えと 呼び覚ませ
研ぎ澄まされし刃
偽りの定めを 断ち
あざやかに 晴れ舞台
誉を身にまとって
哀しみを 覚悟に変え 進め
共に駆けた日々は 遠くとも
耀きは 今も
この胸に 切先に
あざやかに 乱れ舞う
剛き 無双の刃
乱世の定めを 背負い
あでやかに 花吹雪
誉を身にまとって
炎立つ 風と共に 進め