習慣が時間に目隠しをして

いつの間にか眠り続けていた

容赦ない時間の叱責

寿命を縮めた一分一秒

決断を迫った一分一秒

愛を燃え上がらせた一分一秒

愛の後ろ姿を見送る一分一秒

南の空では熱風が起こっている

モンスーンが大気を震わせやってくる

風がうなり、スコールが弾丸のように降ってくる

自分のすべてが洗い流されて行く

今、スコールに打たれている

今、ここに存在している

この時に地球が自らを見ている 

ここには川が生まれている

青々と植物が躍動している

躍動する雲が駆け抜けて行く

この一分一秒

生を輝かせる時間の宝石

 

君の元へ向って走っている 

跳ねている 転がっている 飛んでいる

楽園のこちら側にいる自分

楽園の向こう側にいる君

つなぎとめるものは何?

地球はひとつのもの

宇宙の闇に浮かぶひとつの星

 

 

小鳥が戯れ、光が踊る朝

鋭い針のようなnewsが電波に乗る

世界の片隅で血が流れ

子供たちが泣き、叫んでいる

若者たちが拳を上げ、振り下ろす

愛を断ち切った引鉄、それでも神を

愛を信じた自爆、それでも神を

どれほど山を越えればいいのだろう

どれほど壁を壊せばいいのだろう

血が流れ、涙の雲が空一面を覆っていく

透明な涙の雨が地を洗う

今、スコールに打たれている

今、ここに存在している

人間の中にあるこの醜い葛藤

涙の洪水が決壊しないように

葛藤が互いに相殺しないように

雲の切れ間から光を呼び込む

この一分一秒

命を尊ぶ時間の宝石

 

 

この血は平和を探している

求めている 願っている 祈っている

地球の裏側にいる自分

楽園を遠く追われた君

生の罪はいったい何?

知性も冨も万人のもの

等しく神の子であるならば

 

 

 

…曲はCivil Twilight で「Letters From The Sky」をどうぞ