東日本大震災から12年。

被災した方々にも
いろいろあった12年。

私にも、
いろいろあった12年。

福島の双葉町に住んでいた叔母は
地震直後に、うちの近くに避難してきて
ずっとこちらで暮らしていましたが
いろいろあって、
昨年、亡くなったご主人の親族の住む
茨城に引っ越して行きました。

叔母自身は、
本当は引っ越したくなかったようですが
今後のことを考えて
叔母自身が決断しました。

本当は、
私が一緒に暮らしてあげたかったのですが
自分が病気になり
叔母のこの先の人生まで負う自信がなくなり
正直に
「ごめんね、うちに来いって言えなくなった」
と打ち明けました。

時々、電話して「元気〜?」と聞いてみたり
お互いの体を心配し合ったり。
叔母ももう90歳ですから。
元気で長生きしてほしいです。


何度かこのブログにも書いてますが
10年前に亡くなった私の母は
双葉町の隣の浪江町の生まれです。
死期が近くなって
子供の頃をよく思い出していた母は
請戸の浜で遊んだ記憶を
事細かに私に話してくれました。

そして、自分の体が動かなくなって
人の助けがないと生きられないと悟ると
「生まれ変わったら、人のために生きたい」
と口にしていました。

だから、母は今頃きっと
請戸の浜にいて
津波で亡くなって、さまよう人の魂を
慰め、導いているのだろうと
私は信じているのです。


津波や地震で亡くなった人の魂が
早く救われますように。

家族を失った人の心も
早く元気になれますように。