いつも見ていただきありがとうございます。

 

 

桜が満開の頃の気温でした。

寒い方が好きだったんだよね…急に暑くなったのも良くなかったかな。

昨日からガクガクと一段ずつ下がっていくように調子が下がっていたバニラ。

今日…虹の橋を渡りました。

 

我が家へ来た、推定二歳頃。

 

夫のInstagramの文章そのままコピーします。

 

僧帽弁閉鎖不全症との戦いを終え、バニラさんがつい先ほど虹の橋を渡りました。

2011年9月4日に我が家に来ました。初めてのワンちゃんです。
多頭飼育崩壊犬のうちの一匹をゆずり受けたもので、当時獣医から2歳くらいと言われたので今年で12、3歳でしょうか。

うちに来た当初はまったく鳴かず、病気なのかなと心配しましたが、間もなくネコにだけ吠えるということが分かりました。
それでも本当に鳴かない子で、生涯で100回も吠えてないんじゃないかと思います。

2017年に僧帽弁閉鎖不全症との診断を受け、余命半年と言われましたが、そこから今まで心臓に負担をかけないように運動量を減らしたり、投薬を続けたりして、3年以上頑張ってくれました。


昨年四月、桜の頃のバニラ

 

今日は私のお昼休みにお散歩に連れて行こうとしたのですが、リードを繋いでも一歩も動けず、いつも立つシッポも下がったままで、力なく、立っているのがやっとという様子。

仕方なく抱っこして、一月にしてはポカポカ陽気だったので二人でリビングの窓を開けてお庭を眺めていました。
今まであったことを少しずつ話しながら15分ほどそうしていたら、急に身体の力が抜けて窓にもたれかかるようになりました。
最後が家の中だなんて嫌だろうと思い、玄関の外に連れて出て座って抱っこしたままお庭を見ていたら、そのまま私の腕の中で、私と妻に見守られながら旅立ちました。
彼女が最後に見たのは、とても明るい、いつも見ていたお庭の風景でした。

最期心臓が止まる瞬間まで、たくさんありがとうと伝えました。
30分違っていたら私は二階で仕事を再開していました。
私が抱っこできる時間に逝ってくれた、別れの時間を作ってくれたのは本当に親孝行でした。

うちの子になってくれて本当にありがとう。
たのしい時間をありがとう。

庭でBBQをしていたら、またいつものおこぼれを期待して尻尾振ってくるのだろうから、バニラ用のお肉を冷まして待ってるよ。

 

 
夫がスマホで撮っていた写真。

 


 

 

夫が在宅勤務の昼休みの間に慌ただしく逝ってしまいました。

 

今日、私は午前中ににゃんずの病院に点滴で行って、帰宅後すぐに夫のお昼を作って。

夫が食べ終わってから散歩に連れ出そうとしていましたが動けず。

私は自分のご飯を食べて少し休憩している時でした。

それくらい、まだ近々の事ではないと思ってました。

突然、何か話しながらバタバタとドアを開ける音がしたので駆けつけると、庭へ抱っこして出ていく夫の姿。

そのまま庭の玄関に腰掛け…五分もたっていなかったです。

静かに…眠るように…。

かつて聞いていた苦しくて苦しくて安楽死を考えるほどの死に際ではなく、ホントに穏やかに…いつその頑張り続けた心臓が止まったか分からないくらい…。

 

 

 

 ふわふわの毛は少し貰ったよ。

 

今はたくさんのお花を買ってきて、最後の夜を一緒に過ごしています。

バニラを多頭飼い飼育崩壊現場から救出してくれたボラの友達から素敵なお花をもらいました。

 

 

ボラの友達が見送ったバニラの親族友人たち…たくさんの天国チームのみんなが迎えにきてくれてるはずだよと。

明日はこのお花も棺に入れて、送り出してあげるつもりです。

 

夫が落ちて落ちて…泣いて泣いて…死の際まで病院に連れて行こうとしていたくらい…。

きっと、今もいろんな事を後悔してるようです。

でも私はやり切った…そんな思いです。

精一杯闘病できたと思う。いないのはとても辛い。今でもゲージ見てしまうし、部屋が静かで寂しい。

でも心臓病と言われながらも三年以上一緒に暮らしてきて、嫌がる事もなく薬も続けられて、息は苦しい時もあったけど最期の時まで一緒にいられた事。夫の腕の中で見送ってやれた事。大好きだった庭で見送れた事。

やれた、と思う。

 

家の中より外が好きだったバニラ。

 

 

皆さんにもたくさん優しい言葉を頂きました。ありがとうございます。

 

最後に虹の橋の詩をコピーして、今日のブログは終わりにします。

 

 

虹の橋

 

原作者不詳      

日本語訳:ふくふくやま

 

天国の少し手前に、「虹の橋」と呼ばれている場所があります。
 
この世界で生前、誰かと寄り添い、暮らしていた動物たちは、
その命の灯が消えたとき、「虹の橋」のふもとへ行くのです。
 
そこには、草原や丘が広がっていて、
動物たちはそこで駆けまわり、
ともにじゃれあって、楽しく遊んでいます。
 
おなかいっぱいのごはんと、きれいなお水、
そして優しい太陽の日差しに溢れていて、
みんながそのあたたかな場所で、のんびりと暮らしています。
 
病気にかかっていた子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、
傷の痛みに苦しんでいた子もすっかり健康なからだを取り戻し、
昔のように、そしてまるで夢のように、そこでは過ごしているのです。
 
動物たちは幸せに暮らしているのですが、
たったひとつだけ、心を満たしていないことがあります。
それは、かつて共に過ごし、愛し合い、寄り添っていた人が、
ここにいないことが、恋しくて、寂しいのです。
 
動物たちが一緒に遊んで、駆けまわっていたある日、
ある子がふっと立ち止まり、遠くを見つめていました。
その子の目は、次第にキラキラと輝きだし、よろこびで震えだします。
突然、その子は仲間から離れ、草原を飛ぶように走っていきます。
速く、速く、それはまるで風のようです。
 
その子の視線の先にいたのは、
共に過ごし、愛し合い、寄り添っていたあなたでした。
 
その子とあなたは、虹の橋のふもとで再び出会います。
あなたは、愛するわが子を抱きしめ、愛情いっぱいにふれあい、
二度と離れることはありません。
 
あなたは満面の笑みで幸せにあふれたキスを受け、
もう一度、愛するわが子を抱きしめるのです。
そして、わが子の顔をのぞきこみ、見つめあっては、語りかけます。
 
きみと別れてからの長い長い人生を、
私は一生懸命生きてきたよ。
その中で、きみを忘れたことは一度たりともなかったよ。
やっと会えたね。
 
そしてあなたたちは寄り添いあって、
共に天国へ続く虹の橋を渡っていくのです。