【夢遊桃源観劇レポ/2月13日夜公演】
ヨギョン:キム・ジュテクアラン:ハ・ユンジュドミ:ユン・ジェウォンヒャンシル:ソ・ヨンジュ百済を舞台に壮大なスケールで描かれる、韓国創作ミュージカルの新作「夢遊桃源」を観てまいりました!めっっっちゃ良かったです~っ!!脚本、演出、舞台美術、音楽、群舞、衣裳、演者さんたちのパフォーマンス、すべてが素晴らしくて、韓国の「美学」が結集しているイメージでした。これはもう、「名作の誕生」と言って良いのではないでしょうか。「三国史記」に収められている「都彌説話」をモチーフにした小説、「夢遊桃源図」(崔仁浩氏の著作)が原作。和訳本が出版されているので、観劇前に読んでみました。原作小説は、現代の感覚で読むと「え?それでいいの?」と感じるところがなきにしもあらずだったのですが、ミュージカル版はそのあたりをとても上手く脚色していて、どの人物にも共感できる素晴らしい脚本に仕上がっていたと思います。(欲を言えば、ヨギョンとヒャンシルの関係性をもう少し掘り下げていただけると、私が大喜びしますww)水墨画をベースにデジタル映像化した舞台美術は、本当に幻想的で美しかったですし、数々の衣裳もとても素敵でした。そういった視覚的な美しさが、ぐっと物語の世界観に引き込んでくれたように思います。音楽もめちゃめちゃ良かった!パンソリ(民族音楽的な伝統音楽)や正歌(宮中音楽的な伝統音楽)などの韓国の国楽、西洋のオーケストラ、そしてエレキギター……さまざまなジャンルの音楽が絶妙に織りなされた、美しくエモーショナルなナンバーに聴き惚れました!原型的な恋愛物語を主軸にしながらも、「桃源とはなにか」「生きるとはどういうことか」という哲学的な問いを含んだ構成も胸にぐっときましたし、華やかな群舞から勇壮な群舞まで、そのパフォーマンスにも目を奪われました。私の「好き」が全部詰まった作品で、このような作品に出会えたことがとても幸せです♪ヨギョン役のジュテクさん。重厚感のある声楽発声が、王の威厳を表現しているようでとてもシビレました。また、苦悩や狂気に常に「哀れさ」が見え隠れするような造形も切なかったです……アラン役のユンジュさん。正歌の名手の方ということで、その独特の発声が物語をさらに色濃く彩ってくれていたように思います。本当に素敵でした!ドミ役のジェウォンさん。実はチュンジュさんのドミを観る予定でチケットを取っていたのですが、キャス変でオルタネートのユン・ジェウォンさんへ。そこからあれこれ検索したのですが、パンソリを学ばれていたという経歴を拝見し、そのあたりをとても楽しみに観劇しました。実際に拝見してみると、歌良し顔良し演技良しで一気に大注目の俳優さんに♡♡歌声は甘く美しくて、若々しさを感じさせる伸びやかな声。先代から受け継いだ若き頭領なイメージで、悲劇性がより一層際立っていたように感じました。通常のミュージカル発声的な歌声で進行していたので、このままこの感じでいくのかな?と思っていたところ……1幕ラストの、ここぞというキラーナンバーでパンソリ歌唱が炸裂!!そしてそれがめちゃめちゃ良かったです!!このナンバーだけでも、ジェウォンさんの映像を残して頂きたいです~!熱望!!ヒャンシル役のヨンジュさん。めっちゃ良かった!本当にイイ声!ソロナンバーは涙なしには聴けませんでした……私はこういう主従関係にめっちゃ弱いんですよ~!さらに「幼い日の苦楽をともにした」設定が入るともうダメですwwww佇まいからして「ザ・忠臣」のヒャンシル。大・大・大好きですっ!!!「夢遊桃源」、本当に大好きな作品!ヘオルム劇場での公演はもうすぐ終了ですが、4月にはシャルロッテ劇場に場所を移して上演される予定です。絶対に観に行きたいと思っています。ヨギョンもアランもドミもヒャンシルもビアも、すべてのキャストを観たいっ!!と燃えていますwwww