春~初夏にかけての旬メニューのひとつ、“豆ごはん”。
皆さまはグリーンピース派?うすい豆派?どちらがお好みでしょうか?
どちらもマメ科エンドウ属に属し、未熟な豆を食用する実えんどうの一種ですが、品種が異なります。
豆とはいえ、緑黄色野菜に分類されています。
ちなみに乾物として売られている青えんどう豆は完熟の豆を乾燥させた豆類です。
それぞれ品種は異なりますが、大豆と枝豆のような関係ですね。
お味の違いをあげてみると…
グリーンピースは緑色がより鮮やか。そして特有の風味が好みの分かれるところではありますが、
よく言えばフレッシュ感!があり、
うすい豆はより皮が薄く、デンプン質がより多くホクホク感があります。
現在うすい豆の一大産地は和歌山県。関西を中心に流通されていることから
関西ではうすい豆ご飯が一般的になっています。
栄養面では
どちらもビタミンB群や植物性タンパク質が豊富に含まれており、疲労回復に役立ってくれます。
また、β-カロテン、ビタミン、ミネラル類も幅広く含まれており、抗酸化作用も期待できる、
美容・健康を支える魅力的な食材であると言えるでしょう。
さやつきの方が鮮度を保つことができ、莢から出すと時間と共にうす皮が固くなります。
すぐに食べない場合には、固めにゆで冷凍保存がお薦めです。
うすい豆のゆで方
① さやから出した豆を塩(300gの豆に対し小1程度)で磨きます。手のひらで豆を転がすように。
皮に傷をつけることによりシワになりにくくなります。
② 塩のまま熱湯で好みの固さに茹でます。(目安約3分)豆が浮いて表面からでないように落し蓋をするとよいです。
(重曹を小1/4くらい加えると皮がやわらかくゆで上がります。)
③ 鍋のまま流水を細く垂らして徐々に冷まします。急激な温度変化はシワの原因になります。(重曹を使用した場合には、新しい水でしばらく晒します。)
④ 吸い地に入れて冷蔵庫でタッパー保存しておくとそのまま食べても美味しく、煮えばなご飯に加えて蒸らせば豆ご飯になります。
⑤ すぐに使わない場合は少量のだしや水と一緒に冷凍保存袋に入れて冷凍します。