気が付くと前回更新してからひと月以上経過していた。

俺は病状が芳しくなく集中治療室へ移されたまでは覚えているが現在に至るまでの経緯をこの薬品臭い部屋、首が動く範囲、移動させても何も解決しない、そうなんだ、覚えていなn

 

と、いう書き出しな。

うん。

間違い探し的には弄ってるがテンプレてことで。

長期放置後的な、な。

 

とはいえ、20%(当社比)ほどは間違っちゃいない。

 

どこから書くかな。

ん。

まあ。

直近。

一昨日の件かな。

 

俺は3tダンプに乗っていた。

埋め戻しの為、自社の土場から真砂を運搬してたわけさ。

いつものことで「んふふ~♪」てな具合、津軽海峡冬景色を鼻歌交じりに・・・(←あ、いや、良い曲ではあるがそこまでの世代ではないのでそれは誇張しすぎました、すまぬ)・・・そう、適当な曲を鼻歌交じりに現場へ移動してたわけさ。

 

途中。

便意を催し、現地の監督に連絡。

 

「うんこするのでちょいと遅れる、ぶラジャ?」

「しねぼけ、ぶラジャ?」

 

好意的な返事が返ってきたので適当な公衆便所でささっと済ます。

昨今の若者のようにスマホ嗜みながらうんことかそんな仕事軽視した行為、俺にはできないからな(←いや、ただ、現場切羽詰まってただけだが)。

 

トイレから立ち上がる俺に違和感。

 

ともあれ。

移動しなければ。

 

シフトチェンジしながら数キロの現場に急ぐ。

・・・俺の両手、両足は震えていた。

力が抜けていた。

頭が。

意識がどこかに引きづられそうになっていた。

 

制限速度、50kの町道。

30kで進む。

アクセルが踏めない。

 

これはダメだ。

 

動悸、めまい、脱力感。

 

俺は安全地帯でダンプを止め、監督に連絡をとった。

 

「気分が悪くなった。申し訳ないがちょっと待っててくれ」

「・・・大丈夫か、救急車呼ぶか」

 

あはは。

尚也は、尚也だ。

 

「だめっぽかったら自分から呼ぶンで、連絡する」

「無理するな、すぐ、若いの向かわせるで」

 

スマホ。

切る。

 

右手がつる。

(四肢、いうこときかねぇな、おい)

 

・・・。

 

さて。

薄れゆく意識の中。

どんなこと考えるのだろ、たとえば君なら。

 

俺はさ。

 

(ねこだれがめんどみてくれンのやろ)

(あいつ(娘)悲しむやろな)

(ハードディスクのえろいのどうしよ)

 

ん。

 

(まあ、どうでもいいか)

(ひとりぼっち、ひとりもんはやっぱつれーな)

 

なんて、目閉じてたら。

若い衆が駆け付け救急車呼んでくれたわけさ。

 

車内での俺の血圧は210/130って恐ろしい数値だったみたい。

 

薄れゆく意識の中。

(脳だな、頭イカレタんだな、脳出血?脳腫瘍?んな感じやろ・・・。不摂生のツケや、つまらん人生やった)

なんて、反省文。

今更遅いんやけどな。

 

そんなわけで、今霊界で書いてるわけやけど。

 

などと、厨二的なことで誇張したいとこだが、生憎、病院では異常なしとのこと。

CTの絵みながらハゲたおっさんは「綺麗なモノですわ」と恍惚した表情。

 

医者と異常者は紙一重とはコレ如何に。

 

とはいえ、脳に異常がなければ俺の身にいったい何が・・・。

なんて、本当はわかっている自分がいる。

 

「パニック障害」

 

って知ってるか?

俺は20年以上前、それこそ営業職を辞める原因になった奇病。

それにかかって、そのころあまり認知されてなく病院、盥回しされ、うつ状態になりかけた、そんなアレだ。

 

再発みたいだな。

 

と、自分で自己申告。

医者は納得し、パキシルとソラナックスなるはるか昔にお世話になった薬を処方される。

 

まいったな。

 

今日はそれだけ。

 

色々あったけど、今日はとりあえずそれだけ。

 

師走。

 

まいったな。

 

師走。