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下矢印前回の話し。

家出青年の話し その4

 

 

19才、無職、実家は頼れない。

という事で、

大ちゃんは自立する為、

生活保護を受けて生活を始めました。

 

通常、アパートを借りる時って、

敷金礼金、前家賃合わせて数十万円は必要だけど、

生活保護の人を受け入れてくれるシェアハウスのような所があるらしく、

そこは敷金礼金が不要で、

 

「支給される月額」-「家賃・光熱費・食費」

 

の残金が振込みされるそう。

 

大ちゃんの場合、手残りは2万円。

朝晩は食事が出るらしいけど、

1ヶ月2万円って、ランチ代だけで消えてく金額よね?アセアセ

 

一刻も早くバイトなりして、日銭を稼がないと、

下着だって買えない状況じゃない滝汗アセアセ

 

仕事は探しているらしいけど、

当面の手持ちがなくてどうやって生きていくのか・・・

 

お兄ちゃんと、

「またバドミントンやろうぜ!」

なんて話しているけど、市民体育館で払う数百円だって、

今の大ちゃんには厳しいでしょ。。。

 

とりあえず、

 

何か必要な物がないか?

実家から持ってきて欲しいものはないか?

聞いてみると、

 

  • バドミントンのラケット
  • 筆箱
  • 昔の携帯
 
正直・・・これだけ?
って、ちょっと驚き。
 
着の身着のままで家出して、
一年間帰ってないのに、必要なのはこれだけ?
 
この内容を聞いて、、、
なんとなく、大ちゃんが両親に期待する気持ちがないことが伝わってきたように思いました。

 

 

 

 

とりあえず、

このリクエストを母親に伝え、

 

そして後日、その荷物を受け取りに行くと、

 

母親は、立ち話で弾丸のように話はじめました。

 

いいんです。

話したい事はいっぱいあるだろうし。

 

今までも、こうして話し聞いてきたわけだし、

 

けど・・・

 

なんだか違和感。。。

 

彼女が話してきたのは、

 

大ちゃんが生活保護を受けるにあたっての手続きのこと、

マイナンバー取得の手続きのこと、

保険証のこと、

児相の人と今まで話し合ってきた内容、

大ちゃんが皆に迷惑をかけていること、

18を過ぎたら自己責任ということ、

 

ん?

 

んんん???

 

これが一年間会ってない我が子に伝えたい思い??

 

勿論、彼女が言ってる事は全て必要な事で、

考え方も正論かもしれないけど・・・

 

私なら・・・・

こんな風に、息子と間を繋いでくれる人が居てたら、

 

会いたい泣くうさぎ

 

元気にしてる?

 

ちゃんとご飯食べてる?

 

どんな所に住んでる?

 

どうやって生活してるの?

 

と、聞きたい事がいっぱいあると思う。

 

 

自分が作ったお弁当を渡すかもしれないし、

手紙を書いて、

とにかく、会いたいという思いを、

どうにかして伝えたいと思う。

 

 

 

私の勝手な思いだけど、

 

「いつでも帰っておいで」

っていうスタンスなのかと思っていた。

 

 

 

けど、、、

 

大ちゃんが言ってたように、ここはそういう家じゃなかったみたい。

 

 

勿論、私が見聞きしている事が全てじゃないだろうし、

いろいろな事があって、この状況が出来上がっているのだろうし、

 

よその家庭の事を、

私がとやかく言うのも違うんだけど・・・

 

 

 

 

そして、

 

母親から預かった荷物、

バドミントンのラケットと筆箱、

そして少しの衣類を大ちゃんに渡しました。

 

昔の携帯は、もうないとの事で受け取れなかったけど、

どうやら、携帯もバトミントンのラケットも、親に折られた事があるらしく、

部活も無理やり辞めさせられていたから、

久しぶりに手にしたラケットを見て喜んでいました。

 

 

 

日々のニュースで、虐待、ネグレクト、

または逆に親を殺めてしまうなど・・・

信じられないような事件が起きている。

 

実際には、そこまで表沙汰にはならないけど、

ギリギリで苦しんでいる親子が沢山いるんですよね、

きっと。

 

自分基準では計り知れないことばかり。。。

 

大ちゃんは、

児相や我が家に助けを求めてきたけれど、

 

声をあげる事が出来ずに、

途方に暮れている子も世の中には沢山いるのかもしれない。

 

 

今回、親vs子供、両方の話しを聞いて、

改めて思いました。

 

親は、子どもの為と思ってやっている事でも、

子どもにとっては為になるどころか、

心の拠り所をなくしてしまい、

 

親という安堵の場所をなくした子は、

絶望しかなく、そこから抜け出すのはなんと難しいことか。。

 

なので、

もし、大ちゃんと同じような境遇の子が、このブログを見てくれていて、

身近に相談できる人がいないのなら、

無料で相談できる所がいっぱいあるから、

まずは、そこに連絡してみてね。下矢印下矢印下矢印

 

 

 

 

SNSで同じような境遇の人と知り合ってしまうのは危険な気がするので、

まずは、公的機関を頼ってみてほしい。

声をあげれば助けてくれる人が必ずいてくれるから!