さて、第二回を迎えた要約の宿題でございますが、みなさん、一回目の復習はもう終わりましたでしょうか?授業同様、
「何度もできるまでやりなおす」
ことをしないと、意味ないので必ずやり直してね♪
ところで、なし崩しに始めてしまったけど、そもそも
「要約って何?」
みたいな人もまだいらっしゃることと存じます。そこで、今回は、まず「要約とは」ってことから話しますね。
文章から削り出し、残すもの
1:話題……筆者が何について話しているか。どんな問題を取り上げているか。
2:意見……筆者の主張の結論。取り上げた問題についての答え。
3:論拠……主張の根拠、理由。「何が・どうして・どのように」
4:根本思想…筆者の立場、価値観。
手順
1:要するに何がいいたいわけ?と通読後にイメージしてみる。後で精読して違ってたら修正すればよいのだな。
2:筆者の主張・意見=論部分をマーキング。これは、通読の際にやっとくとスピード短縮になります。複数あるのを取捨選択するのは後回しでいい。
3:根拠をおさえる。論との関係性、他の論拠との重要度に注意。
4:2の主張に対する「問いかけ」。たとえば、「グローバリゼーションは困ったもんだ」だったら、問いは「グローバリゼーションってどうよ?」ってこと。
5:根本思想を類推or検索。論点→理由→結論の土台にある筆者の思想・立場・価値観を探る。何にプラス評価し、何をマイナス評価してるかを見る。
6:取捨選択してまとめる。因果関係がハッキリするように。元の文章がなくても、自分の要約文だけで内容がつかめることを意識して下書きしてみる。
7:清書。6からさらに不要なところ、ダブってるとこや具体的なとこを、字数に応じて削っていくとやりやすい。
さてさて、では実際に第二回要約の課題文、遠藤周作の文章で確認していきましょう!
今回の文章は評論というよりエッセイなので、読みやすいのは読みやすかったと思います。
しかし、評論と違って強い主張がないのでかえってわかり辛い人もいたのではないでしょ
うか。アタクシが「評論は一番易しい」ってのがわかってもらえたかしらん?
で、細かいのですが、便宜上、段落番号を振ると、全部で13段落になりますが、最初の
4段落までは筆者の主張を導き出すための「勉強ができない子」だった自分の具体的体験
談=例ですな。ですから、ここはサクサクと読み飛ばして( )で括ってしまえばよろ
しい。
次に5段落は、背景説明。当時の学校の紹介ですから、ここも主張とは直接つながらない。
そして、6~7段落が理由・根拠部分。特に7段落の
「私はおかげで~人間関係をどう調整し鍛えるかの勉強になった」は重要っす。現在の学
校教育批判が筆者の意図であることは明白ですから、現在の学校教育への反論材料は押さ
えておくべきなのです。
そして、8段落が根本思想であり、9段落が意見。とくに、8段と9段の第一センテンス
とは、お得意のnot A but Bの形になっていることに気づいてほしい。9段は「~とは」
で定義文の形にもなってるしね。
次の10段落は論点・話題だね。ここまで述べてきたことをまとめています。反語もあり
まっせ?
11段落以下は、幸福感という観点からの画一化への反論であります。
今回は100字なので、本文の流れを変えて「本当の学校教育で教えるべきことは@@で
はなく◎◎だ」という形にまとめてみましょう。
では、要約例
本当の教育とは、受験や進学を目標として「できる子」を画一的に育てることではない。
私がかつて人間関係の調整を学んだように、種々雑多の性格や個性の相手を仲間にする能
力を育てることが学校教育の役割である。99w
100字しかないので、各要素を整理して、自分の言葉で簡潔に表現することが必要。筆
者の言い回しにこだわらずに、言いたいことが読み手に伝わることを意識して下さい。
今週でセンターまで82日。さぁ、これからは、できないことより、「やってきたこと」「で
きること」を熟成させ、完成に持っていくこと中心でいきましょう。シンプルに「今やっ
ていることは合格することか?」に沿って、しんどくても、めんどくさくても、「合格」の
カードを引き続け、実行し続けることです。あ、過去問もバンバンやっていくのよ。点数
よりも、傾向分析と捨てていいところ、これからやって間に合うところ、絶対取らなきゃ
いけないところ、そのために終わってること、できてること、取るべきところで残ってるところを分析して、対策してね。ではでは!