≪俺≫



「…そっか。ちゃんと分かってくれてた人がいたんだね」


俺の言葉に黙って頷いた彼女は、俺の胸に抱きついて目を閉じた。

親戚の叔母さんが、思いがけず自分の胸の内を理解してくれていたのを知った事を、彼女は嬉しそうに俺に話してくれた。


理沙子「誰にも、何も分かってなんてもらえないってずっと思ってたの。叔母さんが、あんな風に思っていてくれていた事を知って、嬉しくて涙が出そうだった」


俺「そう…」


理沙子「達也さんにもこんなに優しくしてもらって、私…こんなに幸せ過ぎたら罰が当たりそうでちょっと恐い」


俺「なんで…」


理沙子「達也さんみたいな若くて眩しい人が私みたいな女に優しくしてくれる事自体もったいな…」


彼女の顎を掴んで自分の唇で彼女の唇を塞ぎ、言葉を遮った。


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