俺「うん。それでいいよ。面倒だもんね」

直子「でもあの人達、思いっきり疑ってました。かといって私も引っ込みがつかなくなっちゃって

『しょっちゅう間違われてうちらも困ってるんですよ~』

って言いきっちゃったところに久保田さんが戻ってきて、あ~バレる~って観念したんだけど、あの人達、自分の席に戻ってくれたんでホッとしちゃった」


臨場感たっぷりに表情や声に抑揚をつけて話す直子の言い方に堪え切れずに声を上げて笑ってしまった。


直子「笑いごとじゃないですよー。ホントにヒヤヒヤしたんだから」


俺「ごめんごめん」


収まらない笑いを焼酎のロックと共に喉に流し込む。


「…でも、本当に大丈夫ですか?」


直子はさっきまでの表情をひそめ、真顔で俺に言った。


俺「え?何が?」


直子「私なんかとこんな風に人目につくところにいて、大丈夫なんですか?」


俺「えっ?」


直子「この前の久保田さんの週刊誌の記事…見ましたよ」


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