エレベーターに閉じ込められて3時間程が過ぎた頃、ゴトンという音を立てた後、静かに動き出した。
下に降りて行く感覚。
扉が開くと警備員らしき制服姿の男性が二人エレベーター内に入ってきた。
「大丈夫ですか?」
俺に声をかける警備員に彼女の容体を伝え、救急車を呼んでもらうよう頼んだ。
警備員に促され、目を覚まさない瑠璃ちゃんを抱き上げてエレベーターの外に出る。
俺や彼女の荷物をまとめて持ってくれる警備員の後ろについてひとまず警備員室へ向かった。
「瑠璃ちゃん、瑠璃ちゃん…?」
警備員室へ着き彼女を横たえて声をかけても彼女は目を覚まさなかった。
眠っているとばかり思っていたけど、まさか意識を無くしているのか…?
「瑠璃ちゃんっ」
彼女の両腕を掴んで少し大きな声を出しても彼女は目覚めなかった。
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