≪私≫
母「彼に俳優のお話が来てる事、達也さんから聞いた?」
私「えっ?俳優?」
母「そう。準主役なんだけどね、映画に出ないかってお話が来てるそうよ」
私「…」
母「私もさっきお父様から聞いたんだけどね。お父様、最近のあなたと達也さんの事を心配して自分からは言えないって、私からあなたに話すように言ったのよ」
私「…」
母にはストーカー事件の事や、最近あまり会えない事などを話していた。
もしかしたら母の口から父にも伝わっているのかも知れない。
母「達也さん、モデルになってから順調にステップアップしてるわね。仕事が面白くなってきたのかも知れないわね」
私「うん…」
母「今は、彼を応援しましょう」
私「うん」
もうすぐ夕食だから降りてくるように言い残して、母が部屋を出て行った。
彼を応援…。
彼の心が離れてしまっているのかも知れないのに?
思わずため息をついた。