≪私≫
「どう…したの?」
聞きたくないと思いながら聞かずにはいられなかった。
胸がドキドキした。
親友「今日ね、神戸駅の近くで達也さんを見かけたの」
私「え…」
親友「他人のそら似かと思ったんだけど、あんな長身で目立つ人、二人といないよ。確かに達也さんだった」
私「本当に…?」
親友「最初は、会えないって言ってたけど会える事になったのかなって思ったんだけど、それにしては何ていうか様子が変ってういか…。
何だか急いでるみたいに腕時計見ながら早足でタクシーに乗り込んで行っちゃったの」
私「それって、今日の何時頃?」
親友「午後3時前後だったと思う」
午後3時…。
私が仕事の真っ最中の時間。
今日、神戸に来るなんて事、何も達也さんは言っていなかった。
昨日のメールでも、そんな事何も言っていなかった…。