≪私≫
誰にも言わなかったけど、
と言われてからというもの、何度も食事の誘いの社内メールが来るようになりストレスを感じ始めていた。
私「…ごめん。私、あの人とは関わりたくないんです」
黒沢「何かあった?」
3人に今までの事を洗いざらい話した。
村上「きんもーっ!そんな事してたんだアイツ!」
私「社内メールは一度も返信してないんだけど、それでも何度もメールが来て…今もずっと無視してる形になっちゃってるの」
大島「下手に返信しないで正解だよ!そんな奴。アタシまでアイツ嫌いになってきた」
黒沢「うちらも関わらないようにしよう。元々大して親しいわけでもないしね」
4人でうんうんと、うなずき合う。
その時、休憩室の扉が開いて今まさに話題の中心になっていた天パの彼がやってきた。
「あっ。お疲れ様」
そう言って私達が座っている場所に何の断りも無く座る。
彼が手に持っていた雑誌をテーブルに置く。
…達也さんが載っている雑誌だった。
ドキッとした。
いっそ、今ここで達也さんを指さして
「私はこの人と付き合っているんです」
と、言ってしまおうかと思った。
「じゃっ!お疲れ様でーす」
大島さんが大きな声で言って私達を促してソファから立ち上がる。ポカンとこっちを見る彼を無視して私達はそそくさと休憩室を後にした。