犬
先日、犬が捨てられていました。
国道の脇でプルプル震えています。
体中皮膚病のようです。
首輪もしっかりしているし、おしゃれにスカーフを巻いています。
犬種は分かりませんが、健康な時はさぞ、きれいな犬だったと思います。
病気のため捨てられたのでしょうか。
一度家に戻り、エサを持って行きました。
手に乗せて差し出しますが、ヨダレは流すものの食べようとはしません。
触ろうとすると、噛み付きに来ます。
だいぶ人間不信の様子です。
そのへんにある皿に山盛りでエサを入れてひとまず退散。
数時間後見に行ったら、キレイに完食しています。
お腹がすいていたのでしょう。
日中は暖かいポカポカ陽気だったので、気持よさそうに寝ていました。
ところが夕方になるとポツポツ雨が落ちてきました。
毛の抜け落ちた皮膚では、寒い雨の夜など越せないと思ったので、
マイホーム、嬉しそう。
従業員のいらなくなった小屋を持ってきました。
ひとまずは安心。
このブログで里親でも募ろうか、
いなければ、賢そうなので、放牧地で馬を追うのに活躍してもらうか。
などと、と考えていました。
ところが次の日、忽然といなくなっていました。
誰かが保護したのか?町役場が保護したのか?
行き先は分かりませんが、無事でいてくれればと思います。
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馬・牛・豚・鶏・犬・猫、人間が飼う動物たち。
私たち人間は彼らから少なからず見返りをもらっています。
だからこそ、
肉牛を飼う人は、美味しいお肉になるように愛情をもって世話をする責任があり、
競走馬を飼う人は、レースに勝てるよう愛情をもって鍛えあげる責任があり、
犬を飼う人はパートナーとして愛情をもって一生を付き合う責任があると思います。
人間が決めた運命ですが、それをしっかりと全うさせる責任があるはずです。
それができない人間は生き物を扱う資格はありません。
彼のような、かわいそうな動物がいなくなることを願ってやみません。