今回の磯ポイント紹介は、
須崎・爪木島(灯台側)
磯・投げ情報にて紹介した記事で使用されなかった写真も使っての紹介です。
釣り座は大きく分けて4箇所。
Aは、水深は足下で10m程度、沖合い50m付近で15m、その先も徐々に20m、25mと落ち込んでいる。また、海底は比較的フラットであり、高い根などは存在しない。
この釣り座の特色は、沖を流れる潮に引かれていく潮を釣ることが多いということ。
特に釣果の上がるのは、沖合いを上り潮(沖合い左から右への流れ)が通して、それに引かれる潮の中を釣る場合で、潮筋がはっきりすることが多く、サラシや風の影響があってもコマセと仕掛けの同調も容易である。冬季はエサ取りも少なく、かなり遠くでもアタリがあることから、手前では深く探っても付けエサが残ってくるようなときには広範囲に仕掛けを流してみるとよい。
逆に下り潮が沖を通す場合には、足元から伸びるサラシが釣果に影響を与えることになる。沖の潮が釣り座まで入ってくれば当て潮となり、足元から伸びるサラシとの合流点に潮目が出来て比較的釣り易いが、引かれる潮だけの時にはコマセと仕掛けを同調させることが難しくなる。このような場合、サラシの切れ目に仕掛けを投入するだけでなく、サラシの脇から仕掛けを潜り込ませ、早い段階でサラシの下の潮の流れを掴むことで釣果アップに繋がることがある。
なお、ここは波が這い上がってくる形状となっていることから、海況に応じて釣り座をB寄り、もしくは高い位置に取るなどして安全を期して欲しい。
Bは、船付け場ともなっており、足元で水深10m弱。向い側の磯との中間地点で13m程度となっている。海底は比較的フラット。
ポイントは足元、そして正面にできる潮の流れが中心となる。この釣り座はサラシの影響は比較的小さく、引かれ潮の流れが強いときにはA同様に広範囲に仕掛けを流すこともできる。また、AからBの間に発生するサラシの下を横から底潮の流れを利用して仕掛けを流すこと可能である。
Cは水深7~8m。足元にできるサラシの影響で正面に潮目ができやすい。また、右手の根際が好ポイントとなっており、過去には50センチオーバーのメジナの実績もある。特にA・Bにウネリが入っているような荒れ気味のときには、ぜひ狙ってみたい。
Dは、水深5~7m。根際を狙うことになるが、魚が付いていなければ釣果は望めないことから、竿を出しても早めの見切りが必要である。
※ここ爪木島は早い潮も通す磯。
水深もあることから、水温の高い時期にも尾長のバリバリバリ~というアタリも十分に堪能できるはずです