身を食み、脳を腐らせ、心臓をえぐるような思いが荒れ狂うときがある。


過去を思い出してああすれば良かった、あれを言ってぶつければ良かった、同じようにえぐり取ってやれば良かった。



なんて浅ましいんだろう。
自分が辛いことを彼に味わわせたい、なんて。

幸せだったときのことさえ霞んで見える。
笑っていた彼の顔にヒビが入る。

いっそすべて消せたら良いのに。


なにもかも、忘れてしまえたら良いのに。


かたちあるものはすべて捨てたのに、心の中からはなくなら無い。
黒く焼け焦げて、火傷になって引き攣れたまま痕になって、私はそれをみっともなく隠したくて余計に気付いて傷付く。



ああ、記憶もからだも、あたしがいた証も、すべて。

火傷の痕さえもすべて、灰さえ残らぬ程に燃え尽きて風に飛ばされてしまえばいい。


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