「今ここ」という言葉について、
最近よく耳するようになりましたが、
私が最初に出会ったのは
心理学を勉強してた時代・・・
ゲシュタルト療法という
「今ここ(here and now)」の
気付き(awareness)を重視する療法。
さて、「今ここ」とはなんぞや
私が生きているのは、
過去でもなく未来でもなく、
今ここである、ということです。
ガン患者的な「今ここ」で言うと…
【過去】
・何が原因だったんだろ
・私が何したって言うんだ
【未来】
・もうすぐ死ぬんじゃないか
・明日にでも再発するんじゃないか
・・・という
過去・未来に存在しているのではなく、
「今ここ」に生きているということです
幽霊なってまで、
このブログをご覧になっている方がいたら
大変嬉しいことではございますが、
それは仮定せずに話します
今ここにいる自分を認めてあげると、
過去の捕らわれや
未来の不安から解放されます。
というか、過去も未来もなく、
時間軸も空間軸もない世界です。
今ここにいる自分が
一番本来の自分です。
何だか、これは地図アプリの
GPS機能に似てるなぁと思いました
地図アプリで、
今自分がいる位置を示したいのに、
数分前通った場所(今じゃない!)や、
とんちんかんな場所(ここじゃない!)を
指したりすると、困る
もちろん地図が一昔前のだと
これも役立たずですが
(カーナビでたまにありますよね)
客観的に見た時の自分の位置が
自分が納まるべき場所にないと
迷ったり、目的地に辿りつけなかったり、
反対方向に行っちゃったりします
人生GPSでは、
現実世界の位置が心のありかと違うと、
人生迷子ちゃん
過去への捕らわれは、
過去ではなく、実は今あるの
未来の不安も、
未来にではなく、今ここにあるの
「過去のトラウマのせいで不幸」
になったのではなく、
「トラウマを今も引きずってて不幸」
なのです。
「明日死ぬかもしれない不安」のは、
「明日死ぬ不安を今ここで抱いてる」
だけであり、
実際明日死ぬかは不明です。
過去にやり直す事もできなければ、
未来に手を加えることもできず、
今だけは変えることができて、
結局、過去-今-未来の流れは、
今をつなげることによって紡がれます
「今」、「私」はガン患者です。
ということを、引き受けてあげること。
「私はガンではない」という否認は、
「私がガンである」と認めるよりも
長期的に見て、身体と心に悪いです
私は今ここで生きている
一応、言っておきますと、
「今さえ良ければいい」という
ヤンキーの若気の至りみたいな
話をしているわけではありません
「今ここ」にいる感覚が分かると、
先の心配も最小化して、
必要な心配が明確になる感じ
(保険とか子の将来とか相続とか)
あと、一応言っておきますと、
幽霊の方は、今「ここ」にいないので、
『今ここにいない』ということに
気付けると成仏できるかと思います