のつづき

 

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木の人は、基本的に几帳面なんじゃ。自分の思い通り伸び伸びしたい人じゃ。言葉を大切にする。

 

それなのに、伸び伸びは出来ないし、自分のことを上手く相手に伝えられなくて、意思疎通が難しいと、自分のことがわかってもらえないという不安からうつ病になるんじゃよ。

 

 

しんどいことだね。

 
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だから右麻痺の人には、特に体調に気遣ってあげる。体調の悪さをわかってあげることが大切じゃ。相手の大変さに共感してあげることで、相手の不安を和らげることじゃ。

 

 

…僕、アスさんをびっくりさせて不安にしちゃったんだね…。

それは唾も吐くよね…。

 
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どうだろうね。そうかもしれんし、そうじゃないかもしれないし。これは本人のみが知ることかな。

 

 

そっか。

 
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次は左麻痺じゃ。

 

左麻痺ー右脳で脳梗塞が起こり、右脳の機能が失われている。

 

右脳は感性を司る。

 

左麻痺は感性の右脳がやられバランスが取れないのに左脳だけ働いているので、理屈っぽくなる。やたらとしゃべり、外に気持ちが張り出してくる。



 

相手の気持ちもわからないし、空気も読めない。

 

おしゃべりじゃが、話し方は理路整然としすぎていて、しかも絶対折れない。

そして苦情や不満が多い。スタッフを困らせ周りとのトラブルも増える。

すごい屁理屈を言ってくるんじゃよ。

 

 

 

これじゃ取り付く暇もないね。

 
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そうじゃの。左麻痺は非常に大変じゃ。

 

しかしの、理屈で生きているから

 

スタッフでも理学療法士さんやお医者さんの言うことは聞くんじゃよ。

 

 

どうして?

 
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理屈を通せる人、権威のある人、資格を持っている人は左麻痺の人にとって現実的に頼りになる人なんじゃ。

ただ理屈で生きていると言ってもバランスを失っているから、その場だけが多いし、偉い人を頼りにすることは少ない。

むしろ避けている。

 

 

そうなんだ〜。

 

血管性認知症のケアをする人は、大変だね。

 

…そういえば、僕の飼育員さんがアスさんもリートさんも育ててくれた飼育員さんにべったりだって言ってたな。

 

本当に頼っているんだね。

 

僕があんまり飼育員さんにべったりしないのを嘆いていたけどね。

 
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べったりされている飼育員さんは大変だと思うぞ。

 

 

そうだね。

 
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アルツハイマー型認知症の時にも言ったが、


認知症は何を体験しているのかをしっかり理解することが、大切なんじゃ。

 

血管性認知症は、

現実的な問題での感情の不安定さが常にある。

 

いつも戦ってるんじゃ。

 

その戦いに巻き込まれないようにせんとな。

 

そして、個別的対応で、信頼される人になることだね。

 

 

そうだね。僕はアスさんとリートさんには近づかないようにするよ。

 

共通点もなさそうだし、権威も資格もないもの。

 
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それがお互いのためじゃな。

 

 

おしまい

 

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アルパカのアスさんもリートさんも

大変なんだね。

一見すると全然わからない。

でも共通点のない僕は近寄らないのが

いいってことだよね。

もう唾はかぶらないぞ。