の続き
急性タイプでもう一つ大切なことは、麻痺でも右麻痺と左麻痺の人は、違う大変さを持っていること。
それはあとで伝えるね。
まずは、穏徐タイプについて
せん妄は穏徐タイプに問題になることが多い。
アルツハイマー型認知症でもせん妄が問題になってくることがあるが
せん妄には3つの条件があるんじゃ。
1本人はわかっているかのように返答することもあるが、明瞭に意識しているわけではない。
・意識がぼんやりしている。
・意識が混濁し、クリアではない。
2幻覚があること
・幻視ー主人が窓のところに来ているなど、動物が見えることもある。
3運動不安
・いつも何かじっとしていない。常に落ち着かない。
・例えば作業せん妄ー仕事をしているつもりで動いている。
そうじゃ。
せん妄は夜間せん妄が多いが、決して夜だけでもない。
せん妄があるときは、ぼんやりしているんじゃ。
だから、せん妄発作が起こっている時は、スタッフは絡まない方がいい。
一見いつもと変わらないようでいて、本人はその時のことを認識出来ていないからの。
様子をみていることで、何とかしようとしないことが1番じゃ、からむとかえって外からの刺激で、混乱を深めてしまうだけだから、放っておけば発作は長くはない。
つづく