少し前にも1度書いたことがありますが、改めて触れてみたいので、よければ読んでください😊


       ちょうちょチューリップちょうちょチューリップちょうちょ


医者に「奇跡だ」と言われたことがある。

 

約5年前、左耳の突発性難聴になった。まさか自分がなるとは夢にも思わなかったし、その前触れが平衡感覚の急激な乱れだとは知らなかった。全身が重く、ぐずぐずしていた。

 

そんなわけで、耳鼻科に行ったのが発症日から数えて3週間後だった。初診で「もうこれで症状固定です。聴力が戻ることは無いと思ってください」と医師は宣言した。。。荒れた。

 



写真はその時の聴力だ。これぐらいの聴力になると、電話がまず無理だった。右利きなので、左耳で聞いて右手でメモを取る行為が出来なくなった。TVの砂嵐と電子音が左耳に24時間鳴り響く。当たり前にしていたことが、当たり前にできなくなったストレスも半端なかった。

 

とりあえず、ダメもとで週1通院を黙々と2か月半ほど続けたある日。発症から約3か月後に聴力が戻った。ふと顔を上げると、先生が感情を爆発させて喜んでくれていた。

 

まともに他人の顔を見なくなっていた自分に気づいた。私は身体的負荷が許容量を超えて一定期間かかり続けると、突然、自分でもドン引きするほどに激しく体調を崩す。その波をつくらないよう、自分への戒めに最初の検査結果をたまに取り出して眺める。

 

とか言いつつ、約3年前には突然立てなくなって、しばらくほふく前進で生活。今年は声が出なくなって(そよ風ぐらい)、毎日ジェスチャー大会をしていた。

 

自分のリミットはよく分かっていながら、未だに配分が上手くない。私はよほどの馬鹿か、不器用か、はたまた学習能力が低いのか。。。でも、だから生きてこれたんだろうな。