これもまた4月からあたらしい職場で仕事を開始するために、あくせく転職活動をしていた頃に受けた面接の話。
この時の面接、履歴書を書いた時点では本命でした。
役所の臨時職員の一種ではありますが、
・時給換算したときに割が良い
・前職の月給より2倍近い
・1年縛りではなく、3年までは勤められる
・これまでの職歴が活かせる
ということで、退職の日へのカウントダウンが進む中でかなり力が入っていました。
ただね、面接会場とされている、日頃相談室として使っている部屋に通された瞬間、
「もういい、帰りたい・・・」
と思いました。
人を品定めするような視線
気にしすぎ、って言われるかもしれないけれど
Maxで言って1.5m四方の部屋に面接官2人と私の大人3人。
もぅ十分に至近距離。
見たくなくても相手の表情がはっきり見える距離。。。
ただ、これが嫌なポイントではなかったんです。
仮に雇用されたとしても、最長3年で切られる相手に
「ちょっとぉ、この職歴の空白期間があるねぇ。転々としてるし」
と、ドラマの嫌味な役の人がよくやる話ぶりでネットリ語りかけられる。
どのみち近い将来私を切る可能性のある
アナタにいわれたくないんですが・・・
よっぽど、声を大にして言ってやりたかった。
アナタたち役所がもう少し小回りきかせて、若年性がん経験者が面接差別を受けなくて済むように政策を講じていてくれりゃ、こ~んな迷走した職務経歴を私だって紡ぎあげなかったわ。
正社員希望だった人が、通院頻度が高くても雇ってもらいやすくする為だけに、非正規を選択し続けざるを得ない侘しさが分かるか。
ただ、ただですね、これが最高に嫌なポイントでもなかったんです。
本当に鼻もちならなかったのは、先ほどの人を品定めするかのような目の動きに加えた笑顔。
親しみを示すような笑顔ではないんです。
なんか、この場所で面接をしている・・・の?!辱められているの?!というような
「フフン、フフン」
と声に出して鼻で笑われる感じ。
言ってしまえば、完全に他人を小ばかにした感じの笑い。
「もういい、無理だ・・・」
そう悟りました。
なので、最後に先方が
「福祉事務所についてのイメージ、生活保護に関するイメージ」
を問うてきた時に、敢えてハッキリ答えました。
福祉事務所に対するこれといったイメージはない、と(笑)。
生活保護、病院勤務の折、医療券の関係で保護初日の人、時間が経った人それぞれ見たことがあるけど、初日は慣れずに所在なさげにしている人も時間の経過とともに、慣れが生じるのかうっかり名前でも口走ろうもんなら、すごい剣幕で怒る。一旦生保受給をしたあと、国保や社保に切り替わって通院を続ける人を見たことがない。生保受給、楽なんですかね。
もう、受かる気ゼロですから、この段階では(笑)。
それにしても、私未だに疑問ですけど、日頃から広報活動をしている民間企業がイメージ調査をするならともかく、福祉事務所のイメージをわざわざ問うということは、それだけイメージ戦略を講じている自負がおありだったんでしょうねぇ。
かくして
「フフン、フフン」
とず~~~っとなぜだか、
大して面白い要素も無い場面で
約15分間、鼻で笑われ続けた
面接は幕を閉じました。
結果は書くまでもなく。
唯一、ここで得たこと、
将来どういう状況になろうが、こんな人を小ばかにする人たちに依頼しないといけないぐらいなら、生保受給だけはしない。
そうしないで済むように知恵を絞って頑張る。
そんな決意でした。
今年にはいって読んだ📖とマンガ