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宇吹萌ブログ

劇作家・演出家・Rising Tiptoe主宰 宇吹萌のブログです

Rising Tiptoe#24 「おしゃべり」 無事に幕が開き、本日折り返しの中日(なかび)です!

 

評論家の阪清和さまが劇評を書いて下さいました。

 

おしゃべり劇評

 

(*一部ネタバレがございます)

 

 

現在のチケット状況ですが、土日のマチネは満席に近い状況です。

 

これからチケット予約されるかたは、本日19時半、日曜日17時・土曜日18時の順にお勧め致します。

 

「おしゃべり」は杉並区内にあるゴミの焼却設備ととあるマンションをモデルに書いた「純杉並産」の作品です!

杉並区を舞台にした本作品で、杉並演劇祭に参加させて頂いています!

Rising Tiptoeは杉並を拠点として活動する杉並産の演劇企画です。

 

ビバ、杉並!

 

ご来場心よりお待ち申し上げます!

昨年ザ・スズナリにて上演させて頂きましたRising Tiptoe#23『RACE』に関するとても嬉しいご報告です。

 

劇評を書いて下さった評論家の阪清和さまが2018年に創設された「SEVEN HEARTS 演劇大賞2017」にて、『RACE』が脚本賞入選(宇吹萌)、[小劇場部門]女優賞入選(汐美真帆)、[小劇場部門]女優賞次点(平松沙理)、[小劇場部門]男優賞入選(桂紋四郎)の4部門に選んで頂けました!

 

阪さまは、共同通信社に30年勤務され、ミュージカルベストテンの投票委員。元日本レコード大賞審査員、元上方漫才大賞審査員、元読売演劇大賞の投票委員、元FNSドキュメンタリー大賞審査員、元ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)テレビ記者賞審査員、等々…

2014年1月に独立されて、現在はエンタメ批評家・インタビュアー・ライター・MCとして多方面でご活躍されています。

 

 

年間に書かれる劇評は150本にも及び、これは日本で最多となります。名実ともに日本一のハードウォッチャーで、目の肥えた阪さまに「RACE」を高く評価して頂けたことは大変光栄です。

 

 

「SEVEN HEARTS 演劇大賞2017」ノミネート作品一覧はこちらです。

http://blog.livedoor.jp/andyhouse777/archives/66273197.html

 

阪さまに書いて頂いた「RACE」の劇評はこちらです。

http://blog.livedoor.jp/andyhouse777/archives/66268206.html

 

 

劇評にもあります通り、普段の私の作品は設定が少し変わっていてすぐに状況が分からないことが多いのですが、「RACE」は設定のはっきりしたヒューマンドラマでした。

いつものダークコメディーではなくヒューマンドラマに仕上がったのは、汐美真帆さんにあて書きさせて頂いた結果なのですが、初めて挑戦する作風でしたので、私としてはとても苦しい執筆でした(苦笑)

普段はだいたい一ヶ月~一ヶ月半くらいで脱稿するのですが、「RACE」はみっちり三ヶ月かかりました(苦笑)

いつもと違うだけに、幕が開くまではお客様の反応も怖かったです。

それだけに、初日にカーテンコールが鳴りやまなかったときには本当に嬉しかったです。

5分以上鳴りやまない拍手に舞台監督と一緒に焦って、楽屋に役者を呼びに行ったものの、すでに皆着替えてしまっていてカーテンコール出来ず・・というのもいまとなってはとても良い思い出です!

 

 

『THE BITCH』に続き、『RACE』もザ・スズナリにて誕生した作品です。

 

『RACE』私のなかで、ますます大切な作品になりました。

 

観に来てくださったお客様、いつも応援してくださる皆さま、キャスト・スタッフの皆様、お手伝い・ご協力くださった皆さま、ザ・スズナリの野田さまはじめいつも応援してくださるB1主任の亀山さま、楽園の本多さまその他本多グループの皆様、

 

素晴らしい劇評を書いてくださり、その上このような賞にも入選させて頂いた阪清和さま

 

家族・友人・知人

 

皆様に、改めて御礼申し上げます。

 

これを励みに、これからも意欲作を発表してまいります。

今後もRising Tiptoeをよろしくお願い致します。

 

宇吹萌

 

 

 

エンタメ批評家・インタビューアーの阪清和さまが、『RACE』の劇評を書いてくださいました!

素晴らしい劇評をいつもどうも有難うございます・・身に余る思いです。

私よりも作品を理解してくださっている気がします。

そして私が今回あて書きに力を入れた結果、この様な作風になったことも見抜いてくださっていて、それが一番嬉しいです。

是非、下記のリンクから記事を読んで頂ければ幸いです。

阪さま、本当にどうも有難うございます。

http://blog.livedoor.jp/andyhouse777/archives/66268206.html

 

Rising Tiptoe#23 『RACE』ご来場誠にありがとうございました!!

 

お陰様で無事に終演致しました!

たくさんのお客様にお運び頂き、今回も記憶に残る公演となりました・・!!

 

私にとっては色々な意味で挑戦の公演でした。

作風もいつもと全く違った(自己評価)台本で、当然それに合わせて音楽も変えました。

美術だけはいつも通り(?)だった気がしますが・・・美術もご好評頂けて嬉しかったです。お金かけましたよ~!

 

たまにはこんな作風もいいかな?と思うのですが、こういったヒューマンドラマは演じることが出来る役者がいなければ書けないので、汐美さんがいなければ難しいと思います。技術面ではいるだろうけど、愛があるかどうかだと思うんです。

上手い役者はたくさんいます。でもこんなに愛のある方はそうそういないよね、なんて話を照明のTさんとも話していました。

それと葛藤。

大阪から何度も行き来して参加してくれた平松沙理さん!執筆段階では、沙理さんに演じて頂いた役に一番自分を重ねていました。華やかで不自由で孤独な「リル」。去年初めてお会いしたときに何か「ピン」と来るものがあって、沙理さんにはコメディエンヌもよく似合いますが、こういう葛藤する役も似合うんじゃないか、と狙って書きました。

楽日に向けてどんどん良くなっていって、ケイとリルの別れのシーンに胸が苦しくなった方もたくさんいたのではないかと思います。

私も毎回胸が苦しくなりました。

 

・・・書きたいことはたくさんあるのですが、体が追い付きません(笑)

 

お客様あっての私です。

いつも変わらず応援してくださるお客様に改めて感謝申し上げます。

ご来場誠に有難うございました・・!!

 

 

 

 

『RACE』あと2週間(+1日)で初日です!!

 

 近未来、架空の国という設定ですが、ダム建設のために沈められてしまった町(=被災地)とその出身の人への差別に対する怒りを燃料として走り続ける主人公ケイの姿に、いまの日本に生きる人間としてお客様に共感して頂ける物語だと思います。
 作中の「マウンテンハウス」と「アップステート」は、福島・東京のいまとこれからのようでもあり、とてもタイムリーな題材です。
 震災後、いつか書くだろうと思っていた話です。すぐにではなく、5・6年後かな、とぼんやり考えていました。

NYに留学していたとき、ダウンタウンで前衛的な作品をたくさん世に送り出しているP.S122というオフオフ・ブロードウェイ劇場の当時の芸術監督マーク・ラッセル氏(現・パブリックシアター芸術監督)に単独インタビューをさせて頂いたことがあります。テロ翌年のNYだったので、NYのシアターシーンにはテロを題材にした作品がたくさんありました。そのことについてマークが「テロを題材にした作品で本当に素晴らしい作品は、いまではなく早くても6・7年後にしか出てこない」と言っていたがとても印象に残っています。マークがそう言っていたから、というわけではないのですが、私も震災直後にはこの作品は書けなかったと思います。東京に避難して「フクシマちゃん」と呼ばれていじめに遭う子供たち、やむを得ず置き去りにされて糞尿にまみれて死んでいく牛舎の牛、鎖に繋がれたままの犬、置き去りにされた犬同士が群れになって空腹でさまよう姿、他に選択肢がなくてそうせざるを得なかった哀しみを一生背負っていかなければならない飼い主の葛藤など・・この6年間ずっと胸の中にあった題材ですが、物語にするために託すべき人物・タイミングが欠けていました。

そこに現れたのが汐美真帆さんです。「復幸」のために彼女が書いた曲「希望の鐘」の中に「海と山に囲まれて」というフレーズが何度か出てくるのですが、それが『RACE』の物語の場所の設定になりました(湖と山に囲まれたリゾートホテル)、そして去年汐美さんがゲストランナーとしてグリーンリポンマラソンに参加されたことにヒントを得て、演じて頂く「ケイ」という役をランナーにしました。


 私自身の個人史としては、テロ翌年からNYに留学しています。当時の状況がどうだったかというと、引っ越して3ヶ月もしない内にイラク戦争が始まり、戦時国にマイノリティーとして身をおくということがいかに酷なことか、人々の潜在意識にいまなお醜く確かに息づく差別の存在を思い知らされることになりました。アジア人だというだけで自分のアパートの前で同じ警官に連日プロファイリングされたり、電話で日本名を名乗ると冷ややかな対応なのに、切った後すぐに英語名でかけ直すと180度態度が変わったり・・ たくさん差別されました。

そんな経験や、いま作家として生きていることが、『RACE』(競走・競争・人類・人種・品格・水流・急流・水路・鼓動・人生行路・時の経過・仲間・同類・子孫・寿命・ワインの風味)というこの新作を書くに至った経緯です。
今年は新作がこの一本のみです。
自信作です。
役者陣、素晴らしいです。
是非、観にいらしてください、お待ちしております!
【ご予約フォーム】
*過去キャストの方々も劇団扱いになりますので、こちらのフォームからお願い致します。
https://www.quartet-online.net/ticket/race?m=0dgaifc …