夏本番!☀️を迎えたトロントです。

ある日スーパーの果物売り場で「オンタリオ産チェリー🍒」を見かけました。

まるまるツヤツヤとした、いわゆるアメリカンチェリーです🍒。ダークレッドに光る姿はいかにも甘そう。


もちろんそのままでも美味しいのですが、半量を赤ワインでシロップ煮にすることに。


タネを取り除き、生姜、八角、黒胡椒、ベイリーフ。甘みは地元産のハチミツで調整。

かるーく火を通します。フレッシュさを残しつつ、余熱でフレーバーを付けるイメージで。

この猛暑の中なぜこんなに面倒くさいことをしたかというとですね、チェリーを見た途端、頭の中に『Manhattan マンハッタン』というカクテル🍸が浮かんできたのです。チェリー🍒はこのカクテルの添え物用なのです。

『マンハッタン』は『カクテルの女王』とも言われるスタンダード・カクテル。レシピはシンプルで、ウィスキー(バーボンやカナダのライウィスキーなど🥃)とスイート・ベルモット。それにアンゴスチュラー・ビターズを数滴。このカクテルに添えるのがマラスキーノ・チェリー🍒。 (マラスキーノ・チェリーとはあの赤いシロップ漬けのさくらんぼです。お子様ランチについてきたヤツです)このチェリーがNYのマンハッタンに沈む夕陽をあらわしているのだとか。

コレをワザワザ手作りしたわけです。



『マンハッタン』はこちらで作りました。

前回『サントリー山崎蒸留所』で購入した
シングルモルト。このシリーズは蒸留所のみの販売です。『アンティカ・フォーミュラ』はイタリア🇮🇹のピエモンテ州で昔ながらの製法で作られているベルモット。少量生産の為なかなか手に入らず、瓶には通し番号が入っています。そしてビターズはコレまた地元で少量生産されている『プラムとルートビァー』のビターズ。


カクテルには煮詰めてできたシロップもチョロっと垂らし、チェリーを添えて完成。


マンハッタンに沈む夕陽も素敵でしょうが、夏の夕暮れ、トロントに沈む夕陽もこれまた然り。