テスト投稿の際に添付したパワーパックについて語ります

 

テスト投稿でうpしたこのパワーパックは本物の鉄道車両で使用された速度計を組み込んだパワーパックです

2つある木製ハンドルは左が力行用、右は減速用です

 

回路図はこんな感じ

勝手ながら、ワシ丸プロジェクトさんの動画のものを参考にさせて頂きました

 

典型的なトランジスタコントローラーです。私が自作した方では平滑用のC1は秋月電子の店舗でアウトレット品として出ていた820μFの電解コンデンサを使用していますが、普通に1000μFの電解コンデンサで大丈夫と思います。耐圧は35V以上あればよいです

C2は100μF 耐圧35Vの電解コンデンサ、力行、減速用のロータリースイッチに接続された抵抗は51kΩ~100kΩ(非常ブレーキのみ100Ω)

脱線や結線ミス等での短絡に備えてリセッタブルヒューズを設置しています

速度計は電圧計が入るべき所に配置されています。本物の速度計は高価(これの場合は本体+送料で¥10000オーバー)で重く、出回っている数も限られるので市販の電圧計を用いるのがよいでしょう

尚速度計には1.8kΩと2.2kΩの抵抗を挿入し、切替スイッチを設置してN、HOゲージ双方のスケール速度に対応しています

 

速度計、電流計、主電源、入力電圧切替スイッチ、速度計挿入抵抗切替スイッチ、逆転スイッチ×4があります

入力電圧切替スイッチは低い10VがNゲージ、高い12VがHOゲージ用にと設計しましたが、動力車を沢山繋ぐと10Vでは電力不足になるのでNでも12Vに切り替える事もあります

また、低速運転時等のトランジスタの入力側と出力側の電圧差が大きいとトランジスタの発熱が多くなることから、気動車の変直切替のように低速では10Vを、ある程度速度がついたら12Vに切替といった使い方をすることでトランジスタの発熱を抑え故障防止や損失の減少が期待できます

速度計挿入抵抗切替スイッチの役割は先述の通りN、HO双方のスケール速度に対応する為です

型番のMC2-TRは私の自作した制式パワーパックの2つ目、TRはトランジスタの意味

 

内部の画像です

サイズ比較用に昭和64年製500圓玉を置いています

 

用いた速度計はSR36 120km/h表示、ELライト(暗所で緑色に光るやつ)付

ELライトは100Vをそのまま引きますが、私は大事を取って1W 510Ωの炭素被膜抵抗を挿入しています