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人間は、この世に生を受けて死ぬまでの間に、何度か岐路に立ち、決断を迫られる場合があると思う。
その何度かのうちの一つが、この獄中生活だった。
刑務所での最大の辛さや悩みは人間関係で、すべての受刑者が悩んでいた。
多種多様な人間がたくさんいて、多くの情報が錯綜する中で、何を信じ、何を支えにし、何を目指せばいいのか混乱して、自暴自棄になった人を数多く見てきた。
人間は弱い生き物だなと改めて実感し、では弱い部分を押し殺すためには、自分自身にどんなアプローチをしていけばよいのかを思索してきた。
その答えの一つとして、出獄後の自分を信じ、期待を込める意味でも、日々勉強に取り組むことが1番の良策であると感じた。
未来の世界を信じ、勉強に取り組むことで、情報に踊らされない見識や多角的な視点を持つことができた。
科学は絶対ではないけれど、悩み事が生じたとき、それを解決するのは理知の力だと思う。
そして、すべてのベースになっているのは学問になる。
もし、今回投獄されていなかったら、ここまで「人間」というものを深くまで観察することもなかったし、自分自身と長期に渡って対話することもなかった。
だから、この443日間は人生にとって凄く意味のあるものになったし、ひとつの財産として、25歳のクリスマスプレゼントになったのではないかなと思う。
自分自身を実験台にし、色々なことを学ぶことができた。
この成果は実に大きい。
獄中生活を、良き学びの空間にできたなと、改めて認識する。
平成20年12月19日 名古屋の自宅にて。
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