12月16日(火)443日目(晴れ)【最終日】
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最近寝不足のはずなのに昨日の夜も全然眠れず、朝も6時頃には起きてしまった。
あきらかに出獄間近とあって、脳が興奮状態にある。
さあ、今日はいよいよ外に開放される。
釈班教室でパジャマやシーツ類を返納して、日用品等も廃棄してから、後期生全員で風呂に入り、8時30分頃に処遇の職員が迎えにきたので、処遇棟2階に上り、囚人服から娑婆服(普段着)に着替えて、荷物をすべてカバンにつめ、刑務所の内門を出た。
内門の外の建物2階で仮釈放式を行い、午前10時ごろ、自分の足で正門をくぐり、川越少年刑務所(KJP)から無事釈放。
すぐに自分にしたためた手紙を門前のポストに投函。
同期の仲間と2、3分抱き合った。
刑務所門前からタクシーで南大塚駅に向かい、駅前のセブンイレブンでカバンを実家に郵送した。
なぜかコンビニに入るとき、刑務官が見ていないか周りを気にしてしまうという奇妙な行動をとってしまう。
街を歩くのも、コンビニに行くのも、歩くときに指や腕を真っ直ぐ伸ばしていないのも、悪いことをしている気がしてしまう。
こんなことをもし刑務官に見られたら、間違いなく懲罰が課せられる。
行動の自由が開放されたのに、未だ心がついていけていない。
南大塚駅から本川越駅→高田馬場駅→山手線に乗り換えて品川駅、品川駅から新幹線のぞみで名古屋駅、名古屋駅からタクシーで16時頃、自宅に到着。
その日の内に保護司の方と面会し、無事に釈放されたことを報告。
去年の10月1日から始まった拘禁生活という冒険も、443日目にしてようやく終了した。
楽しかった留置場生活、裁判闘争、そして平凡で長かった拘置所生活、スリリングでパンチの効いた刑務所生活、そのどれもが今では自分の血となり肉となり、良き思い出になっている。
これからは徐々に社会になれていき、勉強をし、獄中で得たものを活かし、結果を残していこう。
こんなにも頭や身体を使った時期は今までになかった。
たった、443日だけど。
完
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