先週、生徒さんたちと一緒に七宝のお茶館へ行ってきました
夫と行った時にお茶館へ行きそびれてしまったのでリベンジです。
「水月堂茶館」という茶館に入りました。
茶館の中はとても豪華で、2階まで館内を案内していただけます。店長さんも日本語が話せる方なので心強い。
茶室だけでなくて、壁に掛かった作品を見るだけでも一見の価値があります。
この日はお天気も良かったので、中庭のテラスコーナーでお茶を頂きました
中国茶1種(68元~120元)
お茶請けとして、ひまわりの種か緑豆のお菓子が付いてきます。
こちらのお店は白茶の農家さんと提携をして茶葉の販売もしているため、
特に白茶がお勧めだということで、私は白牡丹を注文しました。
一煎目はお店の方がお茶を淹れてくれます。
まったりと和やかな雰囲気の中
秋の空の心地よい風に当たりながら、お茶を飲んでいると。。。。
どこからともなく外野が寄ってくる。。。。そしてカメラを我々に向ける叔母ちゃん。。。。
今、上海では有閑マダムの間でカメラが流行っているようで、
一眼レフを片手にあちこちでシャッターを切っている姿を見かけるのですが、
ここ七宝にもそんな方々がちらほら。
自分たちはお茶を注文することもなく、この素敵な茶館を撮影したくてお店の中まで入ってくるのです。
そしてなんの許可もなくパチパチと写真を撮り出すのです
こんなお喋りシーンを撮ってもいいことないのになぁと思いながらも
お店の人が、写真写すのはいいけど顔は撮らないようにと注意してくれていました。
そうね、顔はね。。。顔はって、いつしかすっかりモデル気分になってしまってる私
上海人の写真好きなテンションには、茶道教室でも慣れっこなので私はいつものことかという感じではあるのですが、
春に来たばかりの生徒さんとしてはちょっと戸惑いながらも、中国の人の距離感が近くて面白いという話になりました。
何でも、以前にもお茶館に来た時に、テーブル席が他にもいくつかあって空いているというのに、
わざわざ自分の前に来て座るから驚いたということ
きっと入口から近くて便利だというだけの理由で座ったと思うのだけど、
日本ではありえない行動にビックリしたと。
そして彼女の凄いところは、でもここで気にしたら負けだとおもって、
書きかけていた手紙に集中してひたすら書き続けたということ。
笑いながらさらっと言ったこのコメントがとても心に響きました。
私の以前の職場では日中スタッフの調整役になることが多く、
できる限り相手の気持ちや行動パターンを察知して動こうとしていました。
でもそこまで機敏でも優秀でもなく、分析好きなくせにちっとも相手の心をうまく読むことができずに
空気を読めば読むほど自爆するような感じ。。。
関わりあう人のことを知ろうとする気持ちはいいことだとも思うけど
自分のことに集中できなくなるほどではバランスが悪い
そんな昔のことを思い出しながら、
「気にしたら負け」ってシンプルでいいな~っと。
あの時、スタッフたちに「気にしたら負けよ」ってさらっと伝えられたらかえって気が楽にもなっていたかもなと、
当時の頃のことがふわ~っと思い出されたりして
言葉のメッセージって、いつどこでどんな形で受けとめるかで、響きが変わってくるから不思議なものです。
「気にしたら負けると思ったので手紙を書き続けた」という、七宝の茶館で響いたメッセージ
私もカメラ叔母さんに負けずに、目の前に出されたお茶に集中して
美味しく頂くことができました
そして、、、やっぱり、、、
湯園美味しい~。
羊肉美味しい~。
結局、食べつくして帰ってくるのでありました。。。
訪れていただき、ありがとうございます
お茶タイムで、今日もほっと一息