すっかりご無沙汰しておりました。。。ブログ更新。
気が付いたら季節も夏から秋へ。
上海では金木犀が至るところに植えられていて、秋のこの時期は甘い金木犀の香りに包まれながらのお散歩が楽しいです♪
そんな爽やかな秋空のもと、先日は久しぶりに「七宝」へ行ってきました。
上海郊外の水郷の街で、観光名所の一つでもあるのですが、今は地下鉄も通っていて上海市内からも気軽にお出かけできる距離になりました。
「七宝」というと、私にとっては思い出深い場所の一つでもあります。
上海人の夫の親戚がこの辺りに住んでいて、今から17年以上前に案内してもらったことがありました。
「七宝」は、(ちーぱお)と中国語で発音するのですが、その発音にかけあわせて、「吃饱」(つーぱお)、つまり、゛七宝に来たらお腹いっぱいになるまで味わい尽くしましょう゛というメッセージが昔から上海の人たちの間で親しまれてきたんだということを、この時に知りました。
そんな街ですので、とにかく歩きながら気軽に食べられるお菓子類や揚げ物類、饅頭から、麺屋さん、羊肉屋さんなど食べ物屋さんがぎっしりと並んでいます。湯団子や餅菓子、羊肉などが有名なのですが、中には蠍や昆虫の揚げ物など、見た目からしてなかなか刺激的な食べ物も売っています。
こういう時の中国の人のもてなしはすごいものがありますから、とにかくちょっと目に留まったものを買っては、美味しいから食べてみて攻撃。。。気にかけてくれて嬉しいのですが、胃袋の大きさの違いに圧倒されてしまった記憶があります。
どれもが美味しくて安くて、道の端から端まで歩き終わるころには、お腹いっぱいに。
そんなローカル色の強い、地元の人たちから愛され続けてきた「七宝」も、今では街の様子が変わって、
なんと、素敵なオサレ茶館がたくさ~ん並んでいるではありませんかっ
数年前も訪れたのですが、こんな洗練された茶館はなかったのに。
この急激な増え具合と洗練された感じに立ち止まってしまいました。
茶館を楽しむにはやっぱり台湾が一番だと思っておりましたが、なかなかここ七宝もいい感じ~。
昔ながらの劇場と茶館が一体化した茶館もあり、地元のご年配のお客さんたちで賑わっていました。
時代がここだけ止まっているような懐かしい味わいがあり、古さと新しさがあって飽きません。
しかし、、、お茶館にトキメク私を無視して、食べるとに邁進する夫。
彼の頭の中は、永遠に「七宝」は「吃饱」なのでしょう。