今日から令和ですね!
人々が美しく心寄せ合い文化が育つという意味が込められている、令和。
令和の時代、ここ上海でも中国茶とパステル画を通して、心寄せ合えるような場が提供できたらなと思っております
そして、昨日は、平成最後の中国茶の講座でした。
絵付けに初挑戦しました景徳鎮の蓋碗が仕上がりましたので、
そちらの蓋碗を使って、私の中国茶の老師の手がける白牡丹を淹れました。
このお茶には、瓜瓞绵绵という名前が付いていますが、
こちらは中国の漢詩《诗经·大雅·绵》诵唱“绵绵瓜瓞”の
フレーズから名付けられているそうです。
瓜とはかぼちゃもその仲間に入るため
パッケージにはかぼちゃが描かれています。
昔ながらの製法で瓜の形に一つ一つ丁寧に包まれています。
《诗经·大雅·绵》诵唱“绵绵瓜瓞”には
時間と歴史のなかで育つ。
という意味があります。
そんな白牡丹を味わいながら、お茶の起源や760年頃に文人・陸羽が記した「茶経」の紹介をしました。
お茶の歴史、道具、産地、心得など幅広い内容の世界最古のお茶の専門書です。
中国茶や茶道に関わる人なら誰でも聞いたことがあるだろう茶の聖人と言われる「陸羽」。
孤児だった陸羽が、お茶の道を極めていく姿は未だに多くの人々から尊敬を集めています。
中国茶の老師も、挫折しそうになる時は陸羽のことを思い浮かべて自分を励ましているらしいです。
新しい時代も、時間と歴史の中で育ってきたお茶を美味しく味わえますように✨🍵