春節休み。東京観光めぐりをしてきました音譜

 

建築の勉強をしている娘に連れられて、隈研吾さんの建物めぐりです。

 

 

 

 

最初に訪れたのは、南青山にあるお茶館。

「微熱山丘」

https://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/

 

 

 

 

おもてなしとして、美味しい台湾紅茶とアップルケーキをいただきましたお茶

 

台湾本店と上海の静安寺駅近くにも支店があるようですが、上海にはおもてなしサービスは現在やっていないとか。

お茶は飲めなくても、こちらのケーキはお茶によくあって、とても美味しいので、お土産用に今度上海でも買いに行きたいと思います。

 

 

 

次に向かったのが、そこからすぐ近くにある「根津美術館」。

http://www.nezu-muse.or.jp

 

 

残念ながらこの日は庭園にあるお茶室の中を拝見することができませんでしたが、広々と手入れの整った庭園を眺めているだけで気持ちが浄化されていくようですキラキラ

 

 

 

最後は浅草にある「浅草文化観光センター」。

http://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/oyakudachi/kankocenter/a-tic-gaiyo.html

 

観光客の方々にわかりやすい案内や、個性的な展示物も興味深かったです。

 

 

 

 

実はこの東京めぐりの前に、名古屋のカフェである本と出会っていました。

 

日本文化の啓蒙書として世界中で読み継がれている岡倉天心著「茶の本」。

 

今回の一時帰国の際にたまたま入ったカフェにこの本が置いてあり、手に取ることができました。思想家である岡倉天心さんの天才的でユニークな生き方にも惹かれながら、東洋の伝統精神文化の奥義を解かれている内容に、異国でお茶に出会った私としてはとても興味深く、大事な一冊となりました。

 

 

 

いろいろ、調べていると、

 

100分de名著の番組の中で、

隈研吾さんが登場されて、「茶の本」に込められた「自然観」を、読み解かれていました。

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/40_chanohonn/index.html


 

 

今回、東京で巡った隈研吾さんの建築物は木が象徴的に使われていましたが、どこにいても、木と自然光の空間の広がるシンプルな造りで、その中にいるだけで、居心地がよく心から和めました。

 

そして、隈研吾さんがお茶への造詣が深く、東洋思想への思いが建築物のテーマとして反映されているということを改めて知ったのです。

 

 

威圧的な「勝ちの建築」ではなくて、東洋の発想「負ける建築」を意識されているということ。

 

 

 

木は自然なものであり、朽ちていくもの。

 

 

そんな自然な時間の流れとともに、朽ちていくものを美しいと捉える東洋の美意識

 

そんな美を大切にされているそうです。

 

 

 

最近、上海でも展示会が開かれていたようですが、残念ながら見逃してしまいました。。。

 

隈研吾さんは多くのお茶室も建築されているということ。

 

ぜひ、またいつか訪れてみたいですキラキラ