久しぶりに中国茶市場へ行ってきました💚




いかにも中国らしい建物に、お茶葉の専門店以外にも茶服のお店や茶器のお店などたくさんの中国茶関係のお店が立ち並んでいて、一体どこに入ったらいいものか最初は戸惑うことも多かったですが、何度か通ううちに、お気に入りのお店ができたり、友人から信頼の置けるお店を紹介してもらったりして、お気に入りのお店が見つかってくるものです。



私の行きつけのお店は、福建省の女性が経営している3階にあるお茶屋さんです。




お店で取り扱っている商品の説明とかアピールが全くなくて、試飲用にたくさんのお茶を飲ませてもらいながら、中国茶の魅力についてたくさんの話が聞けるのが魅力なのと、彼女の人懐っこい感じの良さに惹かれて、このお店に行きたくなります。価格も良心的なのが嬉しいです😁


いつもはお友達や家族と行くことが多いのですが、今回は1人でふらっと訪れました。




「あら久しぶり!ゆっくりしていってね。美味しい中国紅茶があるから淹れてあげるね」



と温かく迎えてくれ、おもてなしを受けます。

一般的に上海にあるお茶屋さんは、試飲として無料で何杯もお茶を淹れてくれるのが普通です。ただし、試飲として勧められて飲んだお茶に対して高額の料金を突きつけられたというニュースがありましたので、日本人だけで訪れる初めての中国茶のお店は少し気をつけたほうが良いかもしれません。観光地で、片言の日本語で一緒に中国茶を飲みませんか?と話しかけてぼったくるという事件も以前ありましたので、近づいてくる人は要注意です😲

そういう意味でも、信頼の置ける友人からの紹介とあって安心なこのお店。

「今日は、お茶の勉強もしたくて来たよ。この時期にお勧めの茶葉を教えて」

と一応真面目にメモを取りながら聞く私


今の季節は紅茶が美味しいし、何かとブレンドしたいなら陳皮がお勧めだということで、陳皮入りの中国紅茶を淹れていただきました。あまり高級な新しい紅茶だと香りが強くて、逆に陳皮の風味を消してしまうため、数年前の一般的な紅茶がお勧めだということ。

少し陳皮の量を多めにしていただき味わうことになりました。


柑橘系の甘くい香りが気持ちをリフレッシュさせてくれます。紅茶と一緒に味わうことで味に深みが出て、飲み終わった後に柑橘系の甘い味わいが口の中に残ります✨


すると、ふら〜と、どこからともなく現れた初老の男性

「いやー、家の内装が大変で疲れたよー。美味しいお茶を頂戴」


と、かなりお疲れの様子だったのですが、日本人の私がメモを取ってる様子に気づいたのか、そこからのレクチャーは何故かこのお爺さんから聞くことに。。。。喋る喋る。


博識豊かなお茶を愛するお爺様。特に陳皮の説明について、留まることがありません。


そうすると、またどこからともなく現れた中年男性。


何かのパッケージを取りに来た様子ですが、私たちの隣に並び、同じようにお茶を淹れてもらっています。

そこから、お爺さんと、中年男性の間に日本人の私が挟まっての井戸端会議タイムへ突入😅


何でも彼は昔、上海にある大手日系企業の広告代理店で働いていたことがあり、日本へも何度か出張に行ったことがあるということ。そこから、日本の観光や投資について、中国経済について話が広がります。



かれこれ2時間以上は経過しております、、、その間も一生懸命にお茶を淹れてくれる店主さん。


見ず知らずの人と同じデーブルで喋りたいことだけを喋って、聞きたいことだけを聞いて、お茶の効果もあるのでしょう、なんだかほっと心が和んできます。こんな場が和むなんて、つくづく自分でも変わっているなと思います😅


以前も同じように、知らない人とお茶を通した話で盛り上がって楽しい時間を過ごしたことがありました。

でもきっと彼女の雰囲気で、自由で楽しい場に感じるんだと思います。




最近は日本人の帰国者が増えて、日本の奥様がお店へ来ることが減ってきてしまったと少し寂しそうな彼女。ぜひ、私のお茶仲間たちにも、彼女のお店を紹介していきたいです。



天山茶城:上海市中山西路518号
地下鉄2号線「娄山关路」から徒歩15分


国慶節休みに旦那さんの実家に行ったら新しく登場していた、茶餅。茶葉を加工して造られた装飾品です。


虫除けや福を呼ぶとされている茶餅。

この大きな茶餅が、寝室にどどーんと飾られている。。。上海の両親は、いつもスケールが大きい。





ちなみに、我が家の茶餅はこれに比べたらとっても小さいですが、お茶コーナーに飾りやすくて気に入っています。