夏休み! 日本へ帰省しておりますニコニコ

 

ちょうど、横浜の港の丘の見える公園の中にある「神奈川近代文学館」にて「陸羽と茶経」の研究をされていて「茶の医薬史」を執筆された岩間先生の講演会があるということで、参加してきました。

 

 

 

中国茶や茶道に関わる人なら誰でも聞いたことがあるだろう茶の聖人と言われる「陸羽」。中国茶の授業でも、陸羽のことについて習ったことがありましたが、完全なる当時の資料が中国には残っていなくて、陸羽の書いた茶経も難解だと、中国人の老師も口にしていました。

 

 

 

そんな難解だと言われる「陸羽と茶経」の研究をずっと続けてこられた、岩間先生の講演会に初めて参加させていただき、とても真摯に熱心に研究されている姿に感銘してしまいます。

 

そして、その研究を何よりもワクワクと楽しく喜びに満ち満ちながら笑顔いっぱいに公演をしてくださる姿がとても印象的でした。

 

 

研究とは、忍耐や孤独との戦いのようなイメージがありましたが、岩間先生を見ていると、ワクワクする情熱が何よりも大事なんだろうと感じさせられて、受講された多くの方々も同じように感じていたようで、先生の嬉しく研究する姿にあやかりたくて参加したという方が多かったです。

 

 

中国茶を習っていると、中国の方々から、中国ではもう消え去ったしまった資料などを大事に保存して、その時代の茶器やお茶の淹れ方などを取り入れてずっと伝承されている日本に対して、深く敬意を払われることがあります。

 

 

中国では王朝が変わるごとに、ガラッと時代が変わってしまって大事な資料などもすべて消去してしまってきたということ。

 

その当時の資料が、中国へ学びに行った禅僧などから日本へ持ち帰られて、保管され続け、研究され続けているということは、中国にとっては驚くべきことらしく、日本は伝統文化を大事にする国で素晴らしいと中国茶の老師や茶友から言われます。

 

 

 

 

そんな上海の現場で実際に聞いたことを、岩間先生にお伝えすると、慣れない漢文を紐解いていくことは大変ですが、きっと宋の時代の人たちも、必死になって中国語と向き合って研究をされてきたのでしょうねと、きっと面白がって読んでいたのでしょうねと満面の笑顔でお言葉を頂きました。

 

 

こうしていつの時代も歴史を紡いてきた人たちがいるお陰でその文化が伝承されているのだなと、その熱き姿勢を感じた1日でしたキラキラ

 

 

 

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