最近、ブログを通じて嬉しいことがありました☆
京都在住のゆーさくさんのブログでは、日本の見逃してしまいそうな、美しい景色や文化を紹介されています。そんなゆーさくさんが、このブログを通して中国茶に興味を持っていただき、神戸の香港甜品店 甜蜜蜜行かれたという記事が紹介されました。
丁寧に分かりやすくまとめられていて、記事を読んでいて3年前に上海から神戸に訪れた時のことが懐かしく思い出されます。私の言葉や思いを拾っていただき、再発見も多く有難い限りです。
ゆーさくさんのブログに出てきたメッセージ。
『店内はオリエンタルな雰囲気に包まれて、
関西の港町、神戸から
遠く海の向こうの港町、
上海や香港に思いを馳せていました。
船に乗って、多くの人達や
お茶の葉達が行き来したことでしょう。
お茶で繋がる港町。
素敵な交流ですね。』
なんと、偶然にも今私は上海から香港へ来ております
この香港の港町を眺めながら、上海と神戸を想いちょっとノスタルジック気分
ただ、ここ香港はお茶がきっかけとなった戦争もあったのです。
有名なアヘン戦争です。
私もお茶の勉強を始めてから知ったのですが、実は紅茶のルーツは中国の紅茶だったのです。18世紀に入るとイギリス東インド会社が広州での茶の輸入ルートを確立したことで、イギリスで茶が大人気となり東インド会社の貿易額の8割を締めるほどになります。
一方で、イギリスからの輸出品はあまり売れませんでした。それでも茶葉を仕入れたいイギリスは、中国へ向けてアヘンの販売を開始します。ただアヘンは常習性があるなど問題点がありました。そこで清王朝は1839年、アヘンの規制に乗り出しそこからアヘン戦争が勃発します。そして翌年締結された南京条約によってイギリスは、広州以外にも上海など5つの港を開港させて、自由貿易を認めさせます。1841年にイギリス軍は香港島を占領します。
お茶と港にはそんな歴史があったのです。
歴史の教科書でも出てくるアヘン戦争。お茶を通して見ていくと、より印象的な背景が見えてくるから不思議なものです。
それほどお茶には、魅力、、、魔力があったということなのでしょう。
そんな歴史にも思いを馳せながら、香港の港町でお茶を味わいました。
上海、神戸、香港、港町から思いを馳せるーーーー
ゆーさくさんの記事のお陰で、弾丸ツアーだった当初の香港訪問が、より奥深いものに感じられます。
ブログを通じたご縁に感謝。感謝です。
これから港町はどんな顔を見せていくのか、どんな交流がされるのか
難しいことは語れませんが、
海で繋がる相手を思いながら、どうか平和な交流が続きますように。
一杯のお茶が、幸せをもたらすものでありますように
香港で味わう、ジャスミン茶
茶柱が立ちました