大学の寮で一人暮らしをしている娘が、家に帰ってきて、久しぶりに家族4人が揃った休日となりました星

 

長女の娘は中医薬大学に通い、中医、漢方の勉強をしております。

 

 

娘が小さかった頃、彼女のアトピーで悩んで、日本の皮膚科や内科を転々と通ったことがありました。

当時、専業主婦だった私としては、毎日部屋を磨いたり、食べ物に気を付けたり、いろいろな本を読んで民間療法に取り組んでみたり、必死になって頑張りながらも、症状の具合を見ながら一喜一憂する毎日でした、、、。

 

結局、病院のお医者さまからも明確な答えが出てこない。処方されたステロイドもどこまで使うべきなのか、かえって悩みが増えるような感じでした。情報収集をすればするほど、くら〜い気持ちになったり、、、、

 

そんな中、上海人の夫の実家に帰省することになり、現地の中医学の先生に診ていただくことになったのです。

 

何を言われるのだろうと、どぎまぎしながら受診したのですが、気の巡りが弱いので、アレルギー系の病気になりやすい。まずは体の免疫力を高めて、整えていきましょうと言われて、漢方薬を飲むことになりました。

 

小さかった娘にとっては、とっても苦い薬だったと思いますが、はちみつを加えて飲みやすくしながらも、約2年続けてきました。

 

その成果があってか、小学校に上がる頃にはすっかり治りました。

 

当時、幼稚園児の娘が、よくあんなに苦い漢方を続けて飲むことができたなと思うのですが、時に、漢方薬は美味しいとさえ言っていた娘です。今思うと、漢方に縁があり、その効果を体で感じたのでしょう、今彼女は中医学の勉強に励んでおります。

 

 

そして、今、蕁麻疹で悩む私と、胃腸の弱い夫、ニキビで悩むお年頃の次女の3人で、1週間に1回中医の先生のところへ通い、処方された漢方薬を毎日飲むようにしております。

 

数年前から発症した蕁麻疹ですが、日本や上海の内科や皮膚科にも通って、検査をしたり診断してもらったのですが、結局原因不明なまま、生活習慣を気をつけてくださいと言われて終わりでした。

 

漢方の先生のところでは、睡眠や便、月経の状況などを質問されながら、患者さんの顔色、舌の感じ、脈を診て今、私の体の中で起こっていることを教えてくれます。そして、その課題を改善するための薬草を配合して、私だけに合った漢方を処方してくれます。

 

 

丁寧に話を聞いてもらって、今体の中で起こっていることを話してもらえるだけでも、とってもありがたく感じてしまいます。病気と戦うのではなく、病気と向き合い、自分の体の声を聞くような感じがしました。

 

 

昔は配合された生薬をそのまま渡されたため、生薬を煮込んでエキスを抽出する作業は家で行わなくてはなりませんでした。今は、ちゃんとエキスのパック詰めになっていて、しかも病院からバイク便で家まで届けてくれます。まぁリアルな絵のデザインが何とも言えませんが、そこまで求めてはいられません。

 

 

 

私は夫の知り合いの病院の先生に診てもらっておりますが、上海の日系病院でも中医の先生方がいらっしゃって日本語で診断していただけます。粉薬でより飲みやすくなっていたり、鍼治療もしてくれます。糖尿病や更年期で悩んでいた駐在員の方も実際に中医にかかって、改善できたという声を聞きます。

 

もちろん、漢方は時間をかけてじっくりと治していくので、すぐに効果が出るわけではありませんが、慢性病で悩んでいる方にとっては、一度漢方に挑戦してみるのも良いかと思います。

 

 

 

 

家族3人の誰が先に脱落するのか、もしくは、誰が先に治って漢方を飲まなくても良くなるのか、まだ分かりませんが、これからはしばらく続くであろう漢方。1日2回、続けていきたいと思いますニコニコ