上海人の夫の母親の生まれ故郷でもある、浙江省の龍井茶のお茶畑のある村へ1週間ほど滞在しています
1年前に訪れた時は「雨後」の時期でしたが、今回は「雨前」の時期ということもあって、お茶の芽が柔らかくより上質とされています。
※春分の日から、中国の「二十四節気」の一つ「清明節」(4月5日前後)の前までに摘むことを「明前」と言い、最高のランクとされます。それ以降、「穀雨節」(4月20日前後)までに摘むことを「雨前」とされて次ランク。その後は「雨後」。このように緑茶は摘む時期により、同一の銘柄が細かくランク分けされています
早速、義母の知り合いの方に、西白山の東側に位置する「百丈飛爆風景」という渓流の近くにある、個人で運営しているお茶工場に連れて行ってもらいました
中国の緑茶はまず、殺青と言って、生の茶葉を釜で炒ることで、茶葉がもつ酸化酵素の働きを止める作業を行います。
高熱の機械で炒るのですが、茶葉の色や香りを見ながら、何度かその工程を繰り返します。
上 2回殺青した状態
中 1回殺青した状態
下 生茶葉
できたての茶葉と渓谷の新鮮な美味しい水で淹れた、龍井茶。
新鮮で爽やかな、そしてかすかな甘さのある味わい。
やっぱり上海で味わうお茶の味とは違います。
のどかな風景と、美味しいお茶をたっぷり満喫です