中国茶の魅力は、1000種類以上を超える茶葉の多さとそれぞれの持つ味や香りにあります。ブログでも幾つかの茶葉を紹介してきましたが、ひとつひとつの茶葉の形、味、香りはどれも違いを知れば知るほど、その奥深さに驚かされます。発酵の度合いや加工法から7種類に分けられるので、基本をまずは覚えることが大切メガネ

色から茶葉の種類と特徴を掴むと覚えやすいです目

 

●緑茶

日本の緑茶と同じく、発酵をさせないお茶。日本茶は生葉を蒸して発酵を止めますが、中国茶は茶葉を炒めて発酵を止めます。茶葉のビタミンが豊富で、フレッシュな香りが楽しめる。

◇龍井茶、碧螺春、黄山毛峰、六安瓜片など

⇒解熱作用、虫歯予防

 

○白茶

白いうぶ毛に覆われた茶葉を自然乾燥させ、20%程度発酵。繊細でやわらかな飲み心地。のぼせをとり、体の熱を下げるので夏に向く。中国ではいろいろなお茶を飲んできた人が最後にたどりつくお茶といわれているとか。

◇白牡丹茶、白豪銀針、寿眉など

⇒ほてりを冷ます。特に、梅雨や夏場、体内に熱や湿気がこもりやすい時期におすすめ。

 

●黄茶

皇帝に献上されたお茶で、初めて文献に登場したのは明の時代とされている。工程に手間がかかるため生産量が少なく貴重なお茶。緑茶に近い味わい。

◇君山銀針、豪頂黄芽など

 

 

●青茶

茶葉によって発酵度は2090%と異なり、甘い香りを楽しめる。脂肪を流し代謝を促すのでダイエットにも効果的。最近では青茶の総称として烏龍茶といわれることもある。

◇鉄観音、大紅包、鳳凰タンソウ、金セン茶

⇒胃腸の冷えによるむくみを解消する、新陳代謝の向上、整腸作用の向上

 

 

●紅

世界三大紅茶のひとつ「キーマン」は中国茶がルーツ。西洋紅茶に比べて、中国紅茶は独特のスモーキーな香りが魅力。完全発酵。

◇キーモン紅茶、正山小種茶、填紅など

⇒体を温める、冷え性の方にお勧め

 

 

●黒

茶葉に麹黴をつけて発酵。独特な風味を持ち洗茶してから飲む。1020年と保存ができて、古いものほど高価。

◇プーアル茶など

⇒ダイエット、高血圧などの成人病予防

 

●花

古いものほど高価緑茶や白茶に花の香りをつけた花茶。代表的なジャスミン茶の他に花を乾燥させた菊茶やバラ茶も女性に人気。

◇ジャスミン茶(リラックス効果)、菊茶(目の疲れをとる)、バラ茶(美肌効果)