とうとう、試験日当日の朝を迎えました。

 

 

朝早くマイクロバスで上海から試験会場となる鎮江へ向かいます。バス移動約3時間、試験会場に到着後すぐにグループに分かれてまずは学科試験です。

 

事前に参考例題などの資料をもらっているので、ある程度その内容は暗記していても、実際には別の問題も出るのでやはりお茶に関する幅広い知識が求められます。100点満点中60点以上で合格となります。

 

そしてお茶実技試験が始まる前に皆さん衣装に着替えます。そう、例の「茶服」に。色鮮やかなシルクの上質な茶服を身にまとい、スタイルの良い若い美女たちがまぶしいラブ

 

なんだかどこかにタイムスリップしたような感じがします。やはり中国の女性にはチャイナドレスが良く似合うなぁとうっとり。みんなで記念撮影したいところですが、そんな余裕はありません。

 

次の課題、烏龍茶の実演は40点という高配分の試験なので気合が入ります。

 

 

 

 

 

その後はお茶の識別。30種類の茶葉の中から試験官の方が3つ選出して、茶葉の名前を答えるのです。事前に茶葉のデータを送っていただいたので、試験日前は、少しでも時間ができると携帯から茶葉の画像ばかり必死に見ていましたキョロキョロ

 

個性的な茶葉ならすぐに見分けが付くのですが、似たような名前、似たような色と形の茶葉もあって、本番は本当に緊張しましたグラサン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は、緑茶の3種類とジャスミン茶の4種類の中から一つをくじで決めて、その茶葉に基づいた茶器を準備して実演をします。

 

あまりの緊張に実演中に茶器を落としてしまったという方もいるぐらいの緊張感漂う会場内でした。

 

私は、、、、試験官の先生から一番奥の後部席に座ったせいか、そこまで緊張することもなくお茶を淹れて試験官の先生にテイスティングしてもらうまでの順番は間違えることなく終えることができました照れ

 

 

 1カ月後に届いた証明書。自分以上に喜んでいる先生の姿にじ~んとしてしまいます。

 

 

 

先生という存在自体、社会人になってからあまり縁がなかったのですが、師匠と弟子というと大げさかもしれませんが、こうやってお茶を通して指導していただける先生がいるということはありがたいことです。

 

結局、資格証明書を受け取った次の週に、茶芸師の資格が今後なくなるというニュースを聞いて、なんだか複雑な心境でした。でも貴重な体験もできて、短期間で集中してお茶の勉強もできましたし、何より茶友や先生との絆を感じられたことが一番の宝ですお願い