上海へ移住して14年、魔都上海と言われるだけあって、本当にカオス!?のように混沌としていて


ルールや基準も適当で、まじめになればなるほど混乱することもいっぱい。嫌なことをあげたらきりがない、、いくら夫や娘たちがいるからといっても割り切れないような、眠れないほどイライラする夜を何度と過ごしたことか、、、、




一番辛かった時は、やはり日中デモが発生した数年前の時期。




上海の夫と結婚をして、娘二人が生まれて、この子たちのためにも、日中友好の懸け橋となる仕事をしていきたいと志を立てたものの、現実、お姑さんとうまくやるだけでも一苦労ショック!、、、、




プライベートでも、国同士でも大変な状況になってしまって、本当につらい時期でしたダウン




ただ、本当に、つらくて不愉快な気持ちを味わっているかというと、これがまた矛盾しているところでもあるのですが、日本人ということでありがたいなと思うことも多いのも事実なのですアップ




日本人の女性は食べ方が美しいとか、話し方が優しいとか、奥さんにするなら日本人の女性がいいとか、服装がおしゃれで清潔だとかラブラブ






とにかく、日本に居たら絶対に褒められないようなことを、褒めてもらえるのです。




上海に来た当時の私は、ただのお世辞だとか、目的があるのでは?とかいろいろと勘繰ったりして


素直に受け止めることができませんでしたが、




今は、素直に彼らのコメントの意味が分かるようになり、素直に聞けるようになりました。




それは、私を褒めているというよりもその先にあるイメージと結び付けているのだと分かったからです。




生活の質を、よりよく改善していくためマナーが良くておしゃれな日本人女性のイメージをいい形で憧れとして持ってくれているのです。(古いですが、山口百恵さんとか、ジブリとか日本のテレビドラマやアニメの影響もかなり強いですが)




向上心や柔軟性のある上海人にとっては、外の良い文化を取り入れたいというような気持が強かったりするのです。






日本人女性は素晴らしいと褒められると、いやー何をおっしゃいます!!全然ですよ。なんて照れ隠しで答えていた時期もありましたが、




今は、ありがとう。私はともかくも、素敵な日本人女性はたくさんいるし、マナーやファッション、サービスなんかすごく参考になると思うよーなんて答えるようにしています。






そのように答えることで、彼女たちも本当にうれしそうに、学びたいという気持ちで目をキラキラと輝かせて、自分が憧れる気持ちをあつく語ってくれるのです。




こうして、外から、日本を日本人女性を誉めてくれることで、私自身も発見することも多く、本当にありがたいと思うし、こんなに熱い気持ちで求めてくれているならと、休みの日に日本語教室を開いたり、アニメの歌を教えたり、日本の旅行の案内をしたりして、




少しでも日本の素晴らしい文化を知ってもらえたらいいなと思って時間の許す限りこのような機会を持つようにしていました。




ただ、やればやるほど、忙しくて忙しくて、ちっとも家族のことや何より自分自分の心を豊かにすることが手薄になってしまっていたことに気付いたのでした。




中国茶を始めたのも、もう一度まっさらな気持ちになって、自分自身の時間を振り返りながら、癒すことから始めようと思ったからですキラキラ






そして始めたレッスン、中国人の先生と生徒に囲まれて、中国茶を習いながらも、日本の茶道の素晴らしさの話になったり、私の作法を見ては、「さすが日本人の繊細で細かい動作は中国人には真似できない」と、褒めていただきましたにひひ




本当に嬉しくて、調子のいい私はすぐに有頂天になって、何か私で与えられることはないかと、これまた妄想が始まるのですが、




今は、中国茶を通して、彼らから多くのことを与えてもらい、癒されて、







そして、私にできるささやかなことを少し与えられる というバランスがとても心地よかったりします。






それは、子育ても同じで、子供たちのためにと、一生懸命与え続けても、燃え尽きてしまう。




自分自身が元気に充電されて、癒される時間も大切にすることが大事なのかと、思い直したのです。




中国茶のレッスンを通して、癒されていく自分を感じることで、子供たちとの関係もより良い感じになったかなと思います。




あのままいっていたら、燃え尽き症候群のママになっていたように思います、、





私がここで、与えられること、伝えられることがあるなら、求める人達が居てくれるのなら


かんばってやっていきたいと思う。少しでも平和につながっていくことになるなら、難しくて複雑だと思っても、一歩一歩進めていきたいと思う。大袈裟に言うと、そのことが私の使命かと思う。




でも志に負けそうになって、燃え尽きないように






もっと自分の身体に、心に目を向けて、


今はただただ、中国茶での癒しの時間を大切にしたいと思いますラブラブ






こんな風に気ままに、与えたり、与えられたり、のんびりしたり、癒されたり、なまけたり、がんばってみたり


そんな人間らしい変化の波を、上海は自由におおらかに受け入れてくれるところがあるから、まだ今のところここ上海でがんばれるのかもしれません。