パチンコ屋に勤めてから、私は『人の見方』が変わりました。



従業員とほとんど同い年だったので、職場での付き合いと友達との付き合いと区別していた私が、親密になれてきたのです。



パチンコ店はチームワークが本当に大事で一人欠けると成り立ちません。


みんなの信頼やいいたい事は言い合う姿に私は、今までパチンコ店に勤めている人達は、お金だけなんじゃないのかっていう気持ちが無くなりました。



わかくても、しっかりとした目標、みんなを考えた行動の出来る人達が沢山いたのです。



今までは、職場は職場。それ以上は深入りすると厄介だとずっと思っていました。



でも違いました。



みんな仲良く楽しく仕事が出来る『喜び』を感じました。



しかし、私には体調をくずしやすい子供がいたため、休んだりすることもありました。



しかし、上司は、
『それを分かって入社させたんだ。お客さんからも評判いいんだから、気にしなくていい。皆に負担をかけた分一生懸命仕事さえしてくれたらいいから。』



と、励ましさえしてくれたのです。



しかし、多忙でした。子供といる時間がないのはもちろん。副業まで始め、帰りは夜中の2時。


もちろん子供は寝ていて、主人は起きてはいましたが、文句ばかりでした。


ついには、
『もうちょっと家にいてくれよ。子供が可哀相だ。』


私は生活を楽にするがため、借金を無くすがために一生懸命やっていました。しかし、母親として一緒にいることが出来ない。


どうしていいかわからなくなりました。


子供と一緒にいたい、でも居られない。



外出しても子供は父親になついていて私には抱かりもしない。


そんな寂しさや憤り、気持ちのやり場がない私は、パチンコに走ってしまいました。



パチンコ、スロットは驚きや刺激をくれる。勉強にもなり、客との会話も増える。


そう思いながらも、実は寂しさをそこでしか解消出来なかったのです。



平日休みな私は、保育園に預けた後、パチンコ店に行っては寂しさを解消させ、息子を迎えに行き、夜はバイトに行きました。



そして、私は段々壊れていったのです。