『ミセス・ハリス、パリへ行く』を観に行ってきました!


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予告を見て気になっていた作品ですが、タイミングが合わず終了…。


のはずが!


好評につき、上映延長に!


それでもなかなか都合やら体調やらが整わず、なんとか最終日に観に行くことができました!


Christian Dior、オートクチュール、美しいドレスというところから勝手に女性が好む作品なのかと考えておりましたが、思いの外、男性のお客さんも結構いらっしゃいました。




戦争で夫を亡くした家政婦のミセス・ハリスが、仕事先の家にあった一着のドレスに心奪われます。

自分もディオールのドレスを手に入れるため、お金を貯めてパリへ向かうというストーリーです。



ミセス・ハリスがパリのメゾンで観ることができたショーのドレスがどれも素敵で!


やっぱり若くてスタイル抜群のモデルさんがドレスを着ているからよね、と思っていたのですが、ミセス・ハリス(60手前だったかな?)のドレス姿もとっても美しかったです!

オートクチュールということで、アトリエで細かな採寸をします。
その時、薄いスリップでの採寸で腕とかデコルテが露わになるのですが、やはり年相応にお肌は緩んでいます。
それでもそれを隠そうとするわけでもなく、逆にドレスを仕立ててもらえる高揚感もあってか、とてもチャーミングに見えました。

メゾンのマダムも、最初はプライドの高い、ある意味仕事に忠実なシビアな人格なだけのように見えまし
た。
あのお歳でメゾンをばりばり仕切ってるなんて、かっこよすぎですが!


しかし彼女は彼女なりの事情があってのことで、最終的にはミセス・ハリスと心を通わせます。
ミセス・ハリスの人柄が、マダムの心を溶かすように。

あと個人的にはアトリエの職人さんたちが、白衣を着てお仕事をされているのがかっこいいなーと思っちゃいました!
ミセス・ハリスはボタン付けが上手!とアトリエで言われていました。
ボタン付けって基本的な作業ですが、生地やボタンの厚みに合わせて美しく丈夫に付けるのって、実は結構難しかったりします。
ワタクシにとりましてはね!



この作品のテーマをもっすごくかいつまんで言ってしまうと…。

「日々誠実に、皆に優しく朗らかに。

そうすれば歳を重ねていても夢は叶うよ!」

というようなこと。


ミセス・ハリスの夢が叶ったのは、日本的な思考になるのかもしれませんが、やはり日々の行いが良かったからなのかな、と。


現実的に、夢を叶えるにはどうしたってお金が必要になってくることもあります。

ミセス・ハリスは目標にむかってコツコツ貯めようとしていたのですが、そこにぽんっとラッキーが舞い込んで来たのも、はやり彼女の人柄や日々の良い行いゆえ。


だからこそ、ミセス・ハリスの周りには素敵な人間が必然的に集まる。←これ重要!

そして偶然の幸運までも舞い込んで来たんじゃないのかな。


もしもそれが一種のファンタジーだったとしても、そう信じていなければね。


柄on柄on柄(゚д゚)!みたいな普段の装いが、何故か野暮ったくなく可愛らしく見えたのも、彼女のキャラクターがあってこそだったのかなー(´∀`*)