映画『万引き家族 』を観ました!
以前にもTV放送があったと思いますが、見逃していたのだと…。
観たウリオンマが、
「子どもには見せたくないシーンがあるから、気を付けて!」
と言っていたので、録画して一人で観ました。
是枝監督がおっしゃるには、
『ベイビー・ブローカーと万引き家族は、双子のような位置付け』
ということなので、これは観ておかなければ!ということでね!
ワタクシが生きてきて、作品で描かれているような形態の家族に出会ったことがないので、その辺りはリアリティーは感じられなかったのですが、役者の皆さん(子役を含む)の言動が自然すぎて、本当の家庭を覗き見ているようでした。
観ている最中はそうでもなかったのですが、観終わった後に何故か泣きたくなりました。
自分の夫が選んだ別の家庭の孫娘を可愛がったり、亡くなった人を自宅の敷地内に埋めたりと、この家族の大人たちの行動は理解できない点も多々あったのですが、それでも彼らなりに子どもたちを愛しく想っているのが見てとれました。
あ!駄菓子屋さんのご主人も、祥太とりんをかわいく思っていたのでしょうね。
憐れむわけではないのですが、ワタクシも駄菓子屋さんのご主人と同様、祥太とりんには幸せになってと、願わずにはいられません。
どこかの記事で、
祥太がバスに乗り治と別れるシーンで終わってもよかったようにも見えるが、その後にもう1シーンあるところに大きな意味がある。
というような事をを読みました。
最後は、
りんが玄関前で、信代に教えてもらった数え歌を口ずさみながら一人で遊んでいる。
そうしながら、治と祥太に出会った道を眺める。
というシーンでした。
5・6歳のりんが、幼いながらどんな意思を持っているのか…。
子どもだからこそ本能的・直感的に、自分が安心して楽しく暮らしていける場所を、感じ取っているのか…。
ワタクシがこの作品の中で一番気がかりな存在は、りんでした。
「ごめんなさいごめんなさい」
と繰り返すりんが、用意してもらった水着が嬉しくてお風呂で着ているりんが、かわいくて切なくて、抱き締めたい気持ちになりました。
家族とは、決して血の繋がりだけを指すわけではなく、様々な絆があるということがこの作品には描かれていて、それが『ベイビー・ブローカー』に通じているのかな。
ということでワタクシ、張り切って公開初日、一回目の上映で『ベイビー・ブローカー』を観てきまーすp(^^)q