新感染半島 ファイナル・ステージ 』を観に行ってきました!



大ヒット作『新感染   ファイナル・エクスプレス』の4年後を描いた作品でございます。
前作は大好きで、公開時に劇場に二回観に行き、更には自宅でも観て、毎回大号泣する作品でございます。


あ、ワタクシ、決してゾンビが好きなわけではございませんよ!
この作品は、ゾンビ以外の描写も素晴らしいのでございますよ!

今作はキャストも舞台も一新。
前作へのワタクシ的評価が高すぎるので、今回はどーかなー?と期待と不安がございました。
期待値が高すぎて、観てみたいけど観てみたくないような。
でも、上手い具合に1日・映画の日(映画がお値打ちに観られる)がお休みで、ちょうどいい時間のがあったので、思いきって行くことに!

しかしですね。
ワタクシの観た回はIMAXシアターとかなんとかで、音や振動がすごいよ!という上映回で、お値打ちにはならなかったのですね。
ふ、普通の映像でお値打ちに観られる方が嬉しいんですけろ。
そんな、ゾンビわさわさの映像に臨場感は求めないのですけろ(・ε・` )
ま、ワタクシのタイミングが合わなかったので仕方ないのですが…。



さてさて、本題の映画でございますが!
うーん…。
やっぱり一作目の方が好きでした。
一作目は得体の知れない恐怖から親子・姉妹・夫婦・友達が絆で立ち向かい、生き延びる様子が描かれていました。
今作も親子の絆は描かれ、さらにゾンビも大増量されていておっそろしいのには変わりないのですが、それ以上に人間の恐ろしさをまざまざと見せつけられます。

生存者が逃げ延びた先で、彼らをウィルス扱いして蔑む人々。
生存者にうまい話を持ちかけ、ゾンビで溢れかえる半島へ強欲のために送り込む裏社会。
半島で生き残っている人間は、諦めの境地からか神経が麻痺してしまったかのような薄ら笑いを浮かべ、傍若無人に振る舞っている。
時間の経過につれ解かってきたゾンビの習性を利用し弄び、命を軽んじる。

鑑賞中、
「なんで私、荒くれ者とゾンビの殺し合いをIMAXで観てるんだ…!( TДT)」
という気持ちになってしまいました。

そんな中にもやはり見所はありますよ!
半島で生き残った家族の長女・ジュニの見事なドライビングテクニック!
恐らく本来なら免許を取れる年齢には達していないのでしょうけど、半島ではそんなこと咎められません。
演じていらっしゃったイ レちゃん、素晴らしかったです!
将来はシム ウンギョンちゃんのような大女優さんになられることでしょう!

そしてなんと言いましても!
主人公の元軍人・ジョンソクを演じていらっしゃるカン ドンウォンさんが、とてつもなくかっこいい!
もうこれに尽きますね!
迷っていたけどやっぱり観に行こうと思った要因が、カン ドンウォンさんが主演だから!
言葉少なですが、銃を構える姿や次女・ユジンを抱えて走る姿、鋭い眼光。
横滑りみたいにずさーっ!と影から飛び出し敵に銃をぶっぱなすシーン(←語彙力)は、本当に痺れましたね!
はまり役だったんじゃないでしょうか!

そんなカン ドンウォンさん、是枝監督の作品へのご出演が決まってるそうで!
それにはなんと!ソン ガンホさんとペ ドゥナさん、それからIUちゃんもご出演されるとか!
楽しみすぎますね!(*≧∀≦*)

半島で生き残っている家族の母・ミンジョンを演じていらっしゃるのは、イ ジョンヒョンさん。
あの、小指マイクと大きな扇子の、紅白歌合戦にもご出演された彼女でございます!


あんな華奢な方が、これまた銃を撃ちまくり、トラックを激走させ、片足を負傷しながらもゾンビから走って逃げ切るのでございますよ!
母は強し!
そして、相変わらずおきれい!

日本の役者さんでキャスティングするなら、綾野 剛さんと戸田 恵梨香さんだわね!と考えたりいたしましたよ。(集中して)

そして、大好きなベテラン俳優さんもご登場!
クォン ヘヒョさん!
初めて観た韓ドラ『冬のソナタ』から、もう何作も拝見してます!
どの役も作品に欠かせない、名バイプレイヤー!
今回ももれなく、重要なポジションでいらっしゃいました。
不安げな所もありつつ、彼のしていたことでジョンソクと一家は救われます。

目の前の命を諦めず、つらい過去を繰り返さないため、勇敢に立ち向かうジョンソク。
子どもを助けるためならば、自らは犠牲になれるという想いを持ちながらも、それでも生きることを諦めないミンジョン。

前作と違ったエンディング、ワタクシは良かったと思います!