韓国映画『弁護人 』を観に行ってきました!




大好きなソン ガンホさん!


そして人気のシワンくん!


こりゃ観ないわけにはいきませんぜ! ってことで、ウリオンマと一緒に観に行ってきました。


レディースデイだったからか、結構な客数でした。




ストーリーは…。


1980年代初頭の韓国・釜山。

高学歴ではないが目覚ましい活躍を見せている税務弁護士ソン ウソク(ソン ガンホさん演)は、ある日、昔なじみのクッパ店の息子ジヌ(シワンくん演)が裁判を控えていると聞き、拘置所へ面会に行く。

ある事件に巻き込まれたというジヌの信じがたい姿を見て、ウソクは何人もの弁護士が断った事件の弁護を請け負うことにする…。


ソン ガンホさんが演じられた弁護士・ウソクのモデルになっているのはノ ムヒョン元大統領で、作品自体は実際にあった釜林事件を題材にしているのだそうです。


釜林事件とは、1981年、チョン ドゥファン政権に反対する民主勢力を抹殺するために、社会科学書籍を勉強した釜山地域の学生と会社員など19人を逮捕し拘束した事件。


…と、自国の政治や歴史に関してもいい歳して疎いワタクシなのに、ましてや他国のこととなると知らないことだらけ、それどころか一度読んでも理解しきれないことだらけなのですが!(泣)


ま、それらを詳しく知らなくてはちんぷんかんぷん~という作品ではないので、ご安心を!


恐らく映画の最初に「この映画は実際の出来事に基づいた…」という内容であろう一文がスクリーンに映し出されたのですが、そこに日本語訳はなく…。


しかもそれも数秒のこと。


ワタクシのスキルでは、「この映画は実際の~~イムニダ」くらいしか読めませんでした。ぐすん。




元々の専門分野(不動産や税金)ではないけれど、世の中の不条理を目の当たりにして、それに立ち向かうウソク。


憎たらしく腑に落ちない発言を続ける公安刑事(クァク ドウォンさん演)。


法廷のシーンは白熱し、臨場感があるからこそ、観ている側も口惜しさがこらえきれません。


国家を作っているのは国民なのに、何故理不尽な圧力が生まれ、対峙してしまうのか…。


愛国心って、一体なんだろう…?と考えさせられました。


従順に都合の良い駒になるのではなく、愛すればこそ訴えかけていかなければならないこともあるはず。


仮にそれを望んでいたとしても、容易に言動には出せない時代だった、と言うことなのかも…。

そしてこの事件があったのが、そう遠い過去ではないということのショック。


印象の強い人物やシーンは数えきれないのですが、それらに共通しているのが、日本人とは異なる熱量といいますか、突進するパワーといいますか。


韓国の国民性がまざまざと描かれている作品だったと思います。




そしてもうお一かた、忘れてはいけない俳優さんがいらっしゃいます!


「一千万妖精」という可愛らしい異名をお持ちの、オ ダルスさんでございます!





妖精と言いましても、一番左の小顔さんではございませんよ!


そのお隣の、更に倍率どん! の(←何)赤い花束をお持ちのおじさんが、「一千万妖精」さんでございますよ!


なんでも、オ ダルスさんのご出演の映画は、どれも動員数が多くなるので、色んな監督がご出演を所望されるのだとか!


すごい俳優さんですな!


この作品は主役のソン ガンホさんはじめ、オ ダルホさん、クァク ドウォンさん、イ ソンミンさん、キム ヨンエさんといったベテラン俳優さんが惜しげもなく登場して、それだけでも観る価値ありかも!




さてさて、こちら名古屋では11月12月と韓国映画が沢山公開されて、嬉しい限りでございました!


一つ、『フィッシュマンの涙 』という作品を観られなかったのが心残りです。


そして、『華麗なるリベンジ 』という作品も観に行ったのですが…。


爆睡したワタクシは大馬鹿者。


楽しみにしていたのに、何故(/TДT)/


もうね、年を重ねるごとに体力が持たないことを痛感しておりますよ。


お風呂でうとうとしてしまい、気が付けば新聞屋さんの足音が…なんてことも無きにしも非ず。


2017年はもうちょっと体力をつけて、寝るまではちゃんと起きていられるようにしたいです! ←諸々低レベル