韓国映画『愛のタリオ 』を観に行ってきました!
チョン ウソンさんは恐らく私の韓国映画歴において、かなり初期にその存在を知った俳優さん。
『ユリョン』という映画をたまたま観まして。
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確かまだ、ビデオテープに録画してたくらいの時分でございました。
映画の内容はぼんやりとしか覚えておりませんが、「あの俳優さんは、どなたなのかしらん?」と
お名前をちゃんとチェックした記憶はございます。
その後、チョン ウソンさんの映画は『私の頭の中の消しゴム』や『サッド・ムービー』を観ました。
が、特別好きなわけでもなく…。
『愛のタリオ』というタイトルや予告に惹かれるわけでもなく…。
直前まで観に行こうか否か迷っていたのですが、HPに
韓国に伝わる『沈清伝』を元にしたストーリー
みたいな事が書いてあったので、そこに興味が湧き、観に行くことに致しました。
(沈清伝 Wiki )
相手役のイ ソムさんも、ちょっと気になる女優さんで。
ちなみに「タリオ」とは、「被害者が受けたのと同じ害を加害者側に加える制裁」 という意味で、
簡単に言えば、「目には目を、歯には歯を」ってことだそうです。
なるほどタリオ、韓国映画には持って来いの感情かも!
しかし基本的にワタクシ、『愛の…』というネーミングには魅力を感じないと言いますか…。
「そこに愛を感じるかどうかは、観る側の受け止め方次第では?」と思ってしまうんですよね。
以前、松ちゃんが
『「○○の旨煮」って、旨いかどうかは
食べた人次第やろ!』
とおっしゃっていたのと、同じ感覚かと。←ハナシ逸れたわ!
結論から言ってしまえば「なんだかなぁ。」という感じでございました。
田舎の純朴な女の子が、都会から来た洗練された男性に興味を持つ気持ちは、まぁ理解できます。
が。
その男性・ハッキュがまぁなんとも…。
いえ確かにチョン ウソンさん、かっこいいんですけどね。
セクハラ疑惑で地方へ飛ばされたってのに、また若い女の子に手ぇ出して、靴なんか
プレゼントしちゃったりしてその気にさせといて、またソウルへ戻れるとなったら女の子ほったらかしで
「やっぱ俺は都会の男だぜ♪」ってな感じで帰って、また別の女の子たぶらかしたりして、
中毒かってくらいお酒飲んでタバコ吸った末に目が見えなくなって…。
一つとして共感できる部分が見つけられませんでした。
チョン ウソンさん、見事な体つきを惜しげもなく披露されていらっしゃいますので、それこそがこの映画の
価値だ! と思えればいいのかもしれませんがww
やはり核となるのは田舎の純朴な女の子・ドクと、ハッキュの隣家に越してきたセジョン、
そして終盤ではハッキュの娘・チョンでしょう。
ヘンなハナシ、腕力のある男性ならば復讐と称して相手を身体的に痛めつけることも可能かも
しれませんが、そうでない女性の方が執念深くて緻密で残酷な復讐を考えるのかな、と。
ま、一括りに女性と言いましても、ワタクシみたいにめんどくさがりで忘れっぽい性格の持ち主には
到底無理な計画なのですけどねw
そんな復讐を企てたり、若しくは復讐の対象にされたりはまっぴらごめんですが、でもワタクシ、
こんな↑性格なのでそこまで誰かを愛したり自分のものにしたいと思ったりできるなんて、すごいなーなんて思ったりもしなくもないです。
ドクを演じていらっしゃったイ ソムさん。
ワタクシの好きなタイプです。
いえヘンな意味ではなく、薄顔で涼しげな雰囲気がね!
素が薄いほど、衣装やメイク、そして演技や所作でどれだけでも変身できると思うんです。
ただでさえ韓国の女優さんて、創りがかぶった感じの方が多くいらっしゃいますしね(爆)。
イ ソムさん。これからも楽しみな女優さんでいらっしゃいます!