友達がお見舞いにきてくれた。

昨日は深く長く話して
シャワー予約も忘れて寝落ち
気づいたら朝だった。

「毒親育ち」って色々あるけど、
宗教二世特有のよくないのは

「いい人になろうと努力するのが当たり前すぎて、いい人に見えるけど、本当ではない」

というところ。

特に私は熱心な信者に囲まれており
「素」をさらすことを基本、許されてこなかった。

それでも便宜上
生きるにあたって、「素」に似た何かをまとって存在しているのだが

まとったカーテンゆえ、
私たちの姿はさらに見えにくいのだと思う。

え、大抵の人は一生わかんないでしょ❓

みたいな話が、前置きなくサクッと始められて
未開の精神地帯へどんどん切り込まれてゆくのは
とても気持ちがいい。

カウンセリング効果!?

と思う。

なぜいつも、変な男とばかり付き合って
変なことになってしまうのか、

という疑問に対して考えたら

普通に幸せになれると思うなよ!
そんなことよりお前はすべきことがあるんだ。

みたいな呪いが潜んでいた。

ぶっちゃけ、好きになるほどいい男と出会ったことがない。

し、そんな男がいるって考えたこともない。     

私の話を理解できる人がいるわけないし、
理解してもらえるわけないって思ってた。

幸せな恋愛なんて望んだことすらなくて
縁のあった男に合わせるしか知らなかった。

これが、私のリアル。

恋愛風味のことをやっていただけで
私の心の芯を食ったことはなかったのだった。