歯医者に行って、何もせずに帰ってきました。

矯正治療を始めて約10年。
産後の暇つぶしに…と歯医者に通い始めたのは
同居の元旦那が「矯正費用出してあげてもいいよ」
と言ってくれたから。

まさかこんなに長くなるとは思わなかった❗️
し、まだリテーナー矯正してるし
これからも続く。

大人になったらコンプレックスの解消ができる、
って、すごく嬉しいこと。

「オープンバイト」という、下顎が下がって
前歯が噛み合わないという顎の異常だったから

顎を切って角度を変えて
プレートで止め直すという、なかなかの大手術をしました。ほぼ、整形手術です。
顔も変わった。

この治療って、やります、って言った瞬間から
あらゆる人から色んなこと言われるわけよ。

お医者さんだけじゃなくて、整体師には
「絶対にやめた方がいい」と言われ、元義母には

「もしかしたら、死ぬかもしれないのに
よく決心したわね。治るとも限らないのに」

と言われた。

あのー…それでもやってよかったと思ってます。
前歯でクレープ噛み切れなかったんだから。

だけど、治療がこんなにセルフケアに依っているとは、私は知らなかった。

「自分を大切にすること」を、私は知らずに生きてきた前半人生だった。

術後、しばらくはよかったけど
離婚やらコロナやらなんなら…そーゆー、心がざわついて落ち着かない時に、一時、通院もケアも放棄した時期がありました。

自分を大切にする、ってことが、物理的に分かるようになったのは、10年かけて歯の治療に取り組んだからだと思います。

おかげさまで虫歯はないし、矯正後も全部自分の歯。

ただひたすら怖かったり、麻痺が残る自分の感覚がはっきり分からなかったりして、歯医者さんに言いたいことを言えなかった私が、今回は

思ってることとか、治療前の人生背景まで
サラッと話すことができたのがとても嬉しかったです。

毒親育ちで宗教二世の後遺症として
権威ある人の言うことを鵜呑みにして自分の感覚を誤りだと思いたがる、てところがある。

ま、毒親育ちに限らないだろうけど。

少なくとも体の治療って、自分が主体にならないとどうしようもないのだ、ということを、最近やっと知りました。

…というようなことをダラダラ話してみたよ。
よかったら聞いてみてね。