毒入りの独白です。
苦手な方は読まないでね。
奥さんの兄妹と私たちは年が近く、子どもを授かったタイミングも近いので、なんだかんだと仲良しなのです。
弟んちの上の子がうちの子と同じ年なので、なんやかんやみんなで楽しく過ごして、いらなくなった楽器や着物を置いて帰ってきました。
夫が平日休みの日に行ったので、弟も、奥さんのお父さんも仕事で不在。
産後、実家で人に囲まれて過ごせるっていいなぁって思いました。
実家にも義父母にも簡単に頼れず、日中ほぼ1人で2年間子育てしてた私としては、弟の奥さんがうらやましくて、子どもを授かった喜びでキラキラして見えてしょうがなかったんですよね。
↑私の見る目に色々フィルターかかってる自覚あり
*ちなみに彼女、病院で出産。吸引分娩で膣口切ったらしいけど、謳い文句は「切らないいきまない出産」だったそう。いきまないと産まれないんじゃ?と、助産院で産んだわたしは不思議に思ったけど、彼女も「話がちがったんです〜」と言っていたので、やっぱり出産て人それぞれ色々あるのよね。
けどさー、
自宅から30分のところに親がいて、「来週ちょっとみといて?」とかいって休憩することもできる。
遊びに行って子どもを任せ、お昼寝することもできるし、夕食をごちそうになることも普通にあるだろう。
何から何までうらやましすぎる!!!!
なんて贅沢な!!!
しかも無料だよ!!!
有料でもやってないサービスバンバン受け放題よ!!!
そりゃ、2人目産みたいとも思えるわな。
と。
まぁ、実家から帰ったら奥さんが全部するわけだけど、それにしても、気軽に頼める人がいることの贅沢さを目の当たりにして、素直にため息が出ましたよ。
いや、うちはうちでいいんだけれど、ほんと、一人で海外でも旅しないと自分取り戻せないくらいに心の消耗が激しかったから。
(今も回復途中)
不便な山奥で初めての子育て
実母の精神的攻撃をかわしつつ
義父母のいきなり訪問&意味不明一方的なお説教を聞かされつつ
それにちゃんと反論しつつ
ワガママだと言われ
実際にはほとんど手伝ってもらえず、手伝ってもらった代償として八つ当たりに近いお説教
こーゆーこと言うのイヤだしカッコ悪いと思うけど、やっぱりねぇ、親とうまくいってる人って、人生ずいぶん楽だろーなーと思って、もう、うらやましいとしか言えない私です。
で、来週、うちの両親も孫の顔見に行くらしく。
山陰から飛行機で来たついでに、もう1人の孫であるうちの子にも会いたいらしく、
「今度そっちにも寄るわ」
と父から言われてつい何も考えずイエスと言ったのだったけれど、おいちょっと待ってわたし。
と、違和感を覚えたのはその翌週のこと。
…それ、おかんも来るよね?
こないだおかんと接触したのは、ノコギリが送られてきたとき以来の4ヶ月ぶりよね?
*わたしが過去、ノコギリに関するイヤなことを母にされてイヤだったと言ったところ、あらためてノコギリが送られてきたという、もはや忘れかけていた事件が蘇る
彼女はわたしが嫌がることをしたという自覚がないのか?!
と考えていたら、そもそもわたし母に
「今更ノコギリ送ってくるとか、嫌がらせですよね?頭おかしんちゃう?しかも孫のおもちゃとか服と一緒に梱包するって、どーゆー神経?理解しかねる!つか普通に不愉快!もうかかわりたくない。死んで!」
と、思ったことを何一つ言わないまま流していたというのに気がついて愕然としました…
わたし、母に色々嫌なことされたり暴言吐かれたりしたりして、その後
「あれ何?そーゆーことされるの嫌です。謝って。」
と、きちんと言わないままに向こうが勝手に気持ちを切り替えてご機嫌で会いに来たり、他の家族との絡みで会うことになったり、ごまかされたまんまできているのですよ。
もう何度となく。
なぜそれを今?
すぐに言い返すなどのアクションをしないあんたが悪いし、今更言われても向こうは覚えていないだろう、なぜなら君が何も言わなかったのだから。
と言われてもしょうがない気もするのだが、
そもそも、子どもの頃からずーっとそーゆーことを定期的にされ続けているので、母って存在自体に疲れているんです、わたし。
いちいちリアクションすることすらしたくなかったし、嫌な気持ちにさせられたって、こっちはこっちで日々の用事がある。
しかもこれまで、父や周りの人々から、
「相手にするな」とか「お母さんはああいう人なのだから」と、わたしが感情を出すことすら止められてきたんですね。
家族の中で女は母と私だけ。
男は女の感情をいなせるかもしれないが、女はそうもいかない。
気がつけば私の中には、積もりに積もった怒りと悲しみのマグマが存在し、最近では母の話が出るだけで怒りが吹き出して止まらない。
わたし、自分が素直に感情を出すことを自分に許していなかったな、と気がつきました。
その方が、周りは楽だったのだと思う。
そしてわたしは、わたしが感情を出さないよう気をつけていることを、一応皆知っていてくれてると思っていた。
が!
全然そんなことはなかったんですよね。。。
言わないのだから何も思っていないのだろうと、思わせただけだった。
それに気がついた時、自分はなんて自分を大事にしてこなかったのだろうと怒りと悲しみで心が裂けるかと思った。
車の中で
わたしは悪くない
わたしは悪くない
わたしは悪くない
って叫んだ。
そして、わたしは思ったこと、感じたことを、全部出すことを決めた。
*ストレートに誰にでもかれにでも言うってわけじゃないよ。感じたことを出す、を頑張ろうと思ったわけ。言い方は相手によって考えるとしても。
といってもわたし、両親以外の人には、その時々にわりと言っているので、普段はさほどストレスはない。
ただ、ギャップの広がりまくった親に今更ながら本音ぶつけるのって、正直アホらしいし疲れるし、もうどこからどう手をつけていいのかすら分からない。
一言にまとめると 死んで!
になるし、相手は全く理解しないだろう。
娘に死んでほしいと思われるくらいに嫌な思いをさせたって、気がついていないだろうから。
ほら、またこうしてぐるぐる考えてしまう。
その心は。
…悲しみでいっぱいだ。
わたしは別に、人と争いたいわけでもダメだししたいわけでもなんでもない。
ただ、私が嫌だったこと、傷ついたことをきちんと表明したいだけ。
本音をひとついうと、100の罵声を返してくる母。
沈黙でなかったことにしようとする父。
どちらの対応も、私をがっかりさせる。
私は、私を尊重されたい。
好き放題言われて家族の中の汚点扱いに甘んじてヘラヘラしている私に気がづいた時、私は今まで私を守れなかったんだなぁと思った。
悔しいし悲しいし腹立たしいし、ほんと、今顔見たらボコボコにしてやりたいほどだ。
でも、私はそういうことはしない。
私の美意識(というと語弊がありそうだけど)に反する。
ただ、言わないと分からないんだよね、ほんとに人って。
私はね、母には早く死んでほしいと思っている。
もう、かかわりたくないから。
それを伝えるのにこれだけ時間がかかるのはなぜか。
ほんとうは、母が好きで、よその親子みたいに仲良くしたいからだ。
気軽に子どもの面倒見てよって頼めるくらいに。
だけどね、ムリなんだよ。
もはやわたしは、彼女を人として信頼していない。
それが悲しいから、母が自分から謝ってくれるのではないかと待っていたのかもしれない。
それは、子どもである私の優しさだ。
いつまでもそれに甘えて同じことを繰り返すのは、親の傲慢だ。
私には、そのことを伝える義務がある。
私は、私を一番大事にするって決めたんだ。
わたしの子どもが、思い出させてくれたんだ。
自分を大切にしない人が、子どもとはいえ他人を大切にできるなんてありえないってこと、ずっとずっと見て知っているから。
わたしの子どもは、わたしのことをものすごく大好きだから。
ああ。
本音の手紙は呪いの手紙。
でもそれこそが、本当の呪いを解く手紙なのだと、分かってもらえなくたって、わたしは書く。